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いつか行きたい! 日本全国にある個性豊かなクラシックホテル

LIFE&CULTURE(生活・文化)
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日本全国には建築家や造られた時代背景によって、それぞれ個性が異なるクラシックホテルが存在する。 次なる旅の計画に加えてみたい。

万平ホテル(長野)/開業:明治19年(本館アルプス館は昭和11年完成) 設計:久米権九郎

ステンドグラスが映える、避暑地の西洋宿

軽井沢の森のなかにひっそりと隠れるように存在する「万平ホテル」の本館アルプス館。ベースは日本式の木造建築ながら、ヨーロッパ北西部によく見られる、梁や柱がファサードに露出した「ハーフ・ティンバー様式」を取り入れ、西洋風に見立てている。折り上げ格天井と日本の美しい風景を描いた大型のステンドグラスで飾られたメインダイニングは見る者を圧倒する。設計は「日光金谷ホテル」も手掛けた久米権九郎が担当している。

写真 美しい時を重ねるメインダイニングの折り上げ格天井は、寺社によく見られる建築様式。左側の壁にステンドグラス、右側の窓からは、軽井沢の自然を望むことができる。

軽井沢の歴史と共に歩んできた、西洋式ホテルの草分け

白壁に巡らされた梁と柱が映える本館アルプス館。三島由紀夫やジョン・レノンをはじめ、多くの著名人が定宿として利用していたことでも有名だ。


「万平ホテル」
住所/長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925
宿泊料金/1名 ¥25,800(2食付 税サ込)〜
tel. 0267-42-1234
https://www.mampei.co.jp/

蒲郡クラシックホテル(愛知)/開業:昭和9年 設計:久野 節

城郭のなかに広がるアールデコの世界

小高い丘の上に立つこちらは、天然記念物に指定されている景勝地、竹島と三河湾が一望できる。城郭風の外観は迫力たっぷりで目を引くが、内部は落ち着いたアールデコ様式でまとめられており、知的な雰囲気が漂っている。1万坪の広大な敷地は庭園としても有名。5種類のツツジ3000本が植えられており、毎年ゴールデンウィークあたりになると色とりどりのツツジが咲き乱れ、華やかな光景が広がる。

写真 正統派のアールデコを採用した内部。ダークブラウンの柱が立ち並ぶ空間は、品格に満ちた厳かな雰囲気ながら、親しみやすさをそこはかとなく感じる。

昭和初期の格調高い、近代建築の雰囲気が漂う

天守閣を彷彿とさせるホテルの外観。鉄筋コンクリート造の建屋に日本式の屋根を載せた帝冠様式で、1930年代の建築によく見られる手法だ。


「蒲郡クラシックホテル」
住所/愛知県蒲郡市竹島町15-1
宿泊料金/1名 ¥12,500(平日1室2名利用時 朝食付 税サ込)〜
tel. 0533-68-1111
https://gamagori-classic-hotel.com/

倉敷国際ホテル(岡山)/開業:昭和38年 設計:浦辺鎮太郎

倉敷の街並みに溶け込む、慎ましさ

大原美術館をはじめ、古き街並みが残る美観地区に立つ「倉敷国際ホテル」。外観は周辺環境に配慮し、緩やかに傾斜する壁を帯状に連続させながら、建屋全体を通りからもセットバックすることで圧迫感をなくしている。近代的なしつらえながら、インテリアも親しみやすいテイストにまとめており、ロビーの吹き抜けには、日本を代表する画家、棟方志功の巨大な壁画が、来客を迎え入れる。

写真 棟方志功の壁画『大世界の柵〈坤〉人類より神々へ』は幅約13メートル。木版画では世界最大。

倉敷美観地区内にある、大原美術館に隣接

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