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在宅ワーク需要で盛り上がるリノベ市場 存在感を増すリノベる

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リノベーション市場で、リノベる(東京・港)の存在感が高まっている。物件探しを支援するほか設計や施工も行う、いわゆる「ワンストップリノベーション」と呼ばれるサービスで人気を博した。デザインした物件の中には「2021年度グッドデザイン賞」を受賞したものもあり、デザイン面での評価も高まっている。

コロナ禍で「理想の暮らしがしたい」と考え、マンションの購入に加えてリノベーションを選択する人が増えた

リノベるは業績を公開していないが、日本経済新聞社が2020年11月に発表した2020年「NEXTユニコーン調査」(企業価値10億ドル以上の未上場企業)で19位になるなど、将来性が注目されている。テクノロジー面も強化し、21年10月には新型コロナウイルス感染症対応の“リノベーションとスマートホーム”の体感型ショールームとして『リノベる。東京 品川ショールーム』を開設した。在宅ワークをテーマにしたリノベーション空間を再現し、最新のスマートホームも体験できる。同年9月には半完成物件をAR(拡張現実)で確認できるシステム「ARリノベ」の拡充を発表している。

 グッドデザイン賞を受賞したのは住宅ではなく、鉄工所のリノベーションだ。高層ビル用の鉄骨などを手がけるヤマネホールディングス(山口県長門市)所有の築45年の鉄工所を、スポーツ複合施設「SWEET AS(スイートアズ)」としてよみがえらせた。地方でありながら、スポーツ選手のキャリア形成やインターナショナルな場づくりなどを実現でき、さまざまな地域課題を解決できる地方都市の再生モデルとして話題を集めた。これも自社にデザイナーを抱える強みが生かされた格好だろう。

グッドデザイン賞を受賞したスポーツ複合施設のデザイン。ヤマネホールディングス所有の築45年の鉄工所を「SWEET AS」としてリノベーションした

コロナ禍が将来の不安を助長

 新型コロナウイルス感染拡大は、リノベーション市場の拡大にもつながった。在宅ワークの普及で、寝室とワークスペースにメリハリが欲しいと考えるようになった人が多くなったからだ。単身者にもそうした傾向が強く、同社によると単身者が中古マンションを購入する割合が急増。成約者に占める単身者の平均割合がコロナ禍以前は16.3%だったが、コロナ禍には最大27.3%になった(18年5月~20年1月の平均と20年10月~12月の平均を比較)。そのためリノベーションに新しい考え方が求められており、デザイン面での同社の強みを発揮できた。

●成約における単身者の割合(3カ月ごと)
リノベるによると、新型コロナウイルス感染症拡大で単身者の中古マンションを購入する割合が急増。コロナ禍以前の平均割合は16.3%だったが、コロナ禍で最大27.3%に増加した。20年12月には全体の3割が単身者に
●セミナー受講における単身女性の割合(半年ごと)
単身女性向けのセミナーも盛況で、コロナ禍前比で約5倍になった

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