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売り切れ続出 全国の蔵元がライブコマース、中川政七商店も支援

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一般社団法人J.S.P(ジャパン・サケ・ショウチュウ・プラットフォーム、秋田市)は2021年8月26日、同団体加盟の蔵元の日本酒や焼酎を紹介し、ファンを増やすためのサイト「UTAGE(ウタゲ)」を開設した。週替わりで各蔵元の限定酒を取り上げるほか、9月2日からは毎週木曜日の午後8時にライブコマースを実施。蔵元たちやゲストが出演し、日本酒や焼酎の魅力を語り合う。

UTAGEのトップページには「今週の限定酒」の情報と「今週の酒蔵紹介」の映像を掲載している。画像は2021年9月30日に紹介した奈良県桜井市にある今西酒造の「みむろ杉」

「UTAGE」に対する消費者からの関心は高く、限定酒は毎週、ほぼ完売状態が続く。

 中川政七商店(奈良市)がサイトのUX(ユーザーエクスぺリエンス)やブランドマネジメントなどを支援し、フラクタ(東京・渋谷)がサイトのデザインや構築を担当した。日本酒や焼酎も日本の伝統工芸の一つと捉えると、人気を高めて復活させるヒントがUTAGEにあるようだ。

 J.S.Pは、酒造りへのこだわりを強く持つ中小の日本酒や焼酎の蔵元たちがつくる団体で、設立は2020年12月。消費者の好みの変化などにより日本酒や焼酎の消費量の減少傾向が続き、さらにコロナ禍によって酒造業界が打撃を受けるなか、蔵元たちが連携。醸造技術や経営力、営業力などの向上を図る目的で立ち上げた。集まった蔵元は岩手県から鹿児島県にも及び、21年9月末では日本酒が28、焼酎が11の計39蔵元。定期的にオンラインで、勉強会や酒の試飲会なども開いている。

 新政酒造(秋田市)社長で、J.S.P代表理事の佐藤祐輔氏は、「J.S.Pの勉強会を続けるうち、“国酒”と言うべき日本酒や焼酎の魅力を訴求し、ファンを増やすための啓発活動が必要だという話になったことがきっかけ」と、UTAGE開設の経緯を語る。

 すでに日本酒や焼酎のさまざまな情報を掲載したサイトは多い。ただし、不正確な情報もあるため、蔵元たちがコンテンツをつくり、正しい情報を伝えたかったという。そんなとき、J.S.Pに加盟する奈良の蔵元が以前から懇意にしていた中川政七商店の中川政七氏に相談すると面白いアイデアが出てきた。それは「ライブコマースとして毎週順番に1つの蔵元が限定酒を出品・販売するサイトをつくる」というもの。さらに蔵元からは限定酒を紹介する5分程度の映像を制作して流すという提案もあった。外部の映像会社がつくるが蔵元たちが関わるため、正確な情報やこだわりが視聴者に伝わる。限定酒しか販売しないから、既存の流通ルートを阻害することもないようだ。

サイト内にはほかに「次回の限定酒」の情報や「過去の限定酒」の情報もある

ライブ配信も蔵元たちの手づくり

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