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無印良品で冷凍食品が大幅増のワケ 店舗大型化戦略とかみ合う

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ミールキットにカット野菜、カップアイス。無印良品がここ数か月、冷凍食品のアイテム数を大幅に増やしている。新たにミールキットを15種類も発売できたのは、無印が進める店舗の大型化戦略とうまくかみ合ったためだ。人気の「キンパ(韓国風のりまき)」のようなヒット商品をさらに生み出し、食品カテゴリーの新たな柱を目指す。

日経クロストレンド より

無印良品がここ数カ月、冷凍食品のラインアップを大幅に拡充している。2021年4月に「素材を生かしたアイス・ソルベ」を4種、5月には「フライパンでつくるミールキット」シリーズを15種と「すぐ使える」シリーズのカット野菜10種を、一部の実店舗やネットストアで発売した。この29種の追加で、無印が扱う冷凍食品は計99種となった。

 ミールキットは、魚介類と野菜、肉と野菜がセットになった料理キット。ソースも付いており、フライパンで10分炒めるだけで「焼き野菜とタンドリーチキン」といった一品が完成する。食品部食品開発担当の日向桃子氏は「『レンジでチンするだけだと、手を抜いているようで罪悪感がある』という社員の声を聞いてラインアップに入れた」と経緯を話す。

様々な野菜が入った「焼き野菜とタンドリーチキン」のミールキット。中身が見える透明なパッケージにし、シズル感を重視した

同時に15種を追加したため、素材や味が被らないようなメニュー選びは至難の業だった。数を減らせばよさそうだが、あえてそうはしなかった。「商品数を絞ると、並べた時のインパクトが薄れる。ミールキットは冷凍食品の柱にしたいので数が必要だった」(日向氏)。こうした発言からも、無印の本気度がうかがえる。

 実際に「焼き野菜とタンドリーチキン」のパッケージに書かれた調理手順で進めると、意外と簡単に作れた。ソースが付いているので調味料を計る必要がなく、余計な洗い物が増えないことも時短につながった。

1人分は160グラム。鶏肉にピーマン、かぼちゃ、ズッキーニで構成される

フライパンでソースと合わせ、こんがり焼き目を付けて完成

カット野菜も、「一から作るのは大変だけど、素材としてあると様々な料理に使える」という社員の声を受けたものだ。使いきれない分は冷凍庫に戻せるため、フードロス削減にもつながる。アイスは自社製品としては初めて。誰でも手に取りやすいく、冷凍食品を認知させる“フック”の役目を担う。

「素材を生かしたアイス ジャージー牛乳」(税込み290円)

店舗の大型化戦略が冷凍食品の拡大を後押し

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