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「英会話が苦手な人」が初対面を乗り切る3つの技

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英会話の上達には、実践を重ねることがとても大切です。今はオンライン英会話という便利なサービスのおかげで、24時間365日どこでも実践が可能です。しかし、「とにかく話そう」といわれても、その「とにかく話す」が難しいもの。
リスニングや単語力が不十分なまま実践にチャレンジすると、相手の言葉が聞き取れず、自分も何を話せばいいかわからずフリーズ、なんて経験はありませんか。そんな方にお伝えしたいのが「初心者でも会話を成立させる3つのコツ」です。
『have do getで英語は9割伝わります! とっさの英語に強くなる! 魔法の万能3動詞』を上梓したジュリアーノ熊代氏が解説します。
より

3つのコツで成功体験を重ねよう

単語や文法を最小限学んだら、オンライン英会話などで、実際にどんどん使ってみて自分のものにしていく。これが上達のコツです。実践経験は、1人で何時間勉強しても、決して得られるものではありません。

しかしリスニング力が低い初心者のうちは、相手の言葉を聞き取れず、実践でうまくいかないことが多々あります。そこでお伝えしたいのが、話す力や聞く力が不十分でも、会話が成立するメソッド「トリプルF」です。

これは、私の留学中の挫折経験から生まれたメソッドです。17歳のときに10カ月間アメリカに留学したのですが、当時の英語力は赤点レベルでした。クラスのみんなは親切なのでよく話しかけてくれるのですが、とにかく最初は全然聞き取れません。それが申し訳ないやら情けないやら……。「明日はリベンジ!」と思っても、英語はそんなにすぐに上達するものではありません。

そこで「今の底辺みたいな英語力でもコミュニケーションをとる方法はないものか」と考えて考えて、やっとたどり着いたのが、「トリプルF」でした。トリプルFでの成功体験は、英語学習を続ける最大のモチベーションになるはずです。

トリプルF その①「First」会話の先手をとる

1つ目のFは「First」。こちらから先にHi, nice to meet you.と話しかけます。こちらから先に話しかければ、相手の言葉が聞き取れなくても、内容を予測できます。

初対面の会話は3つのステップで始まります。

1 初めまして Nice to meet you.

2 あいさつ How are you?

3 名乗る I’m Yukari.

上記のどれから会話を始めても正解です。ただ相手に先手をとられると、よく知っているフレーズでも聞き取れません。しかも、1~3にもさまざまなバリエーションがあります。

リスニング力が低いうちこそ会話をリード

例えばNice to meet you.と同類のあいさつには、以下のようなフレーズがあります。

Great to see you.

It’s a pleasure to meet you.

Delighted to make your acquaintance.

これらを突然言われたら、聞き取れなくても当然です。しかし、こちらがNice to meet you.と言えば、相手の返しも必ず「初めまして」です。「こんにちは」と日本語で言われたら、大抵は「こんにちは」とあいさつを返しますよね。「トムといいます」と名前を言われたら、自分の名前を言いますよね。英語も同様です。たとえ聞き取れなくても、内容の見当がつくので焦らずにすみます。

あいさつのあとに本題に移っても、こちらが先手をとりましょう。あらかじめ言うことを決めて、どんな音が聞こえてきても、自分のペースを保ちキャッチボールを続けます。厳密には相手のボールを受け取らずに、こちらが投げ続けているだけですが、それでも「会話ってこんな感じね」という感覚をつかめます。

Firstの極意は「相手が話す内容を自らコントロールする」ことにあります。リスニング力が低いうちこそ、トークをリードする必要があります。初対面に限らず、リスニングに自信がない間は「こちらから話しかける」を心がけましょう。

『have do getで英語は9割伝わります! とっさの英語に強くなる! 魔法の万能3動詞』より

トリプルF その②「Fun」こちらが話題を選んで楽しむ

2つめのFは「Fun」。こちらが選んだ話題で会話を楽しむことです。話題を選ぶコツは、共通言語があるかどうかを考えて、自分の得意分野にすることです。得意分野・趣味は「サッカー」「お酒」など人それぞれですが、万人に使いやすいのが「旅行」「映画」の話題。そしてその話題をDo you like~?(~って好きですか?)で聞きます。

相手の名前を聞いたら、間髪入れずにこのフレーズで尋ねましょう。ここでモタつくと相手が話題を選んでしまいます。このメソッドのメリットは、タイトルや国名といった特定のキーワードが聞き取れれば成立することにあります。

話題を振り「まったく聞き取れない」を避ける

あなた I am Yukari.
相手 Hi Yukari, I’m Cathy.

この瞬間です。相手が言い終えたらすぐに話題を振ります。

あなた Do you like movies?

ここから先は楽です。質問された側が多く話すので、映画の話を振ったのなら、タイトル、ジャンル、監督、出演者の名前が聞こえてこないかだけ、気にします。何か知っている名前が聞こえたら、しめたものです。

相手 #%?+@ Harry Potter #%?+@…
あなた Harry Potter? Good. Great movie.

会話はあいさつと違い「まったく聞き取れない」ではその後のトークが難しくなります。かといってすべてを聞き取れなくても大丈夫です。国や出演者の名前といったキーワードさえわかれば、何を言っているのか想像がつきます。

つまり、こちらが話題を選ぶことで、自分でも聞き取れるキーワードを話してもらうということです。「トークを振れた」「私が選んだトピックで話してくれた」「あの俳優の名前だけはわかった」で大丈夫。

英語だけで意思疎通がとれた。この感覚を味わってください。相手の言葉が聞き取れなければ、書いてもらう方法もあります。オンライン英会話なら「タイプ、プリーズ」で大丈夫です。

『have do getで英語は9割伝わります! とっさの英語に強くなる! 魔法の万能3動詞』より

トリプルF その③「Friend」連絡先を聞いて友達になろう
3つめのFである「Friend」は、トークをきれいに終わらせるコツです。初心者のうちは、そこまで長く会話を続けられないので、ほどよいところで切り上げます。

方法はカンタン、相手にSNSアカウントを尋ねるだけです。SNSアカウントを聞くのは、会話の終わりころではないでしょうか。私の経験上、それは外国人も同じです。聞き方は「Facebook?」これで十分です。会話では毎回丁寧に文章を作る必要はありません。自然な手の抜き方も学んでいってください。

Facebookをやっていないのであれば「Twitter?」はい、とても簡単ですね。実際の友達申請はスマホ画面を見ながらなので、とくに英語は必要ありません。物があれば言葉がなくても成立するんだな、と感じてください。

オンライン英会話なら時間が来れば自然にレッスンが終わるのですが、最後に「Nice to meet you.」と最初と同じ言葉を言えば「お会いできて良かったです」というニュアンスになり、相手も「会話に慣れてる人だな」と思います。

もう一息がんばれるなら「It was nice to meet you.」とIt wasをつけてみましょう。これで文句のつけようのない、スマートな終わり方です。

「初対面の会話は大丈夫」と自信を持つ

こうやって連絡先を交換した友人とメッセージをやりとりすれば、それはそのまま英語の練習にもなります。私自身もそうやって留学から帰国後も英語に触れ続けました。このときはFunの出番。

自分ができる話をすればいいんです。スポーツは好き? 日本食は好き?  そうやってやり取りをしながら、自主学習や英会話レッスンで新しい文法を習ってどんどん使っていく。そうすれば、自然と聞きとれることも増えていきます。

まずは「初対面の会話は大丈夫」と自信を持つこと。そのうえで、覚えた文法や単語を即実践で使っていきながら、少しずつできることを増やしていく。これが最も効率のいい上達方法です。

『have do getで英語は9割伝わります! とっさの英語に強くなる! 魔法の万能3動詞』より

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