こんにちは。
先日こういったツイートをしました。
本日は、カシミヤについてもう少し詳しく解説していこうかと思います。
カシミヤは良いって聞くけど、実際何が良いの?
そんな疑問が解消できるかもしれませんよ!
- カシミヤとは?
- カシミヤの特徴について
- カシミヤは定期的なお手入れが必要!
- カシミヤを選ぶ前に知っておきたいこと
- 【ユニクロ】カシミヤコーデのおすすめレディース12選|アイテム別大人かわいい着こなし
- 黒ベレー帽×カーキキルティングコート×ユニクロ白タートルネック
- 紺チェスターコート×ユニクロ黒タートルネック×白ツイストプリーツロングスカート
- 黒ベレー帽×ユニクロ黒タートルネック×ブラウンオールインワン
- 白アランカーディガン×ユニクログレータートルネック×ライトブルーデニムパンツ
- ユニクログレータートルネック×ライトグリーンニット×グレーオールインワン
- フェルトつば広ハット×ユニクログレーカシミヤVネックセーター×グレーキャメルストール
- ロングダウンジャケット×ユニクロカシミヤVネックセーター×ローカット白スニーカー
- ユニクロコットンカシミヤクルーネック×黒レザージャケット×白ワイドパンツ
- 黒レザーライダース×ユニクロカシミヤクルーネック×ボルドーロングスカート
- 黒ロングPコート×ユニクロカシミヤクルーネックセーター×ブラウンチェック柄マフラー
- ノーカラージップコート×ユニクロカシミヤクルーネックセーター×黒ショートブーツ
- ファーフード付きダウンジャケット×ユニクロカシミヤクルーネックセーター×黒ローカットスニーカー
- まとめ
カシミヤとは?
カシミヤ山羊から採れるニット素材をカシミヤと言います。
カシミヤの生産地はモンゴル、イラン、ロシアが有名ですが、軽くて柔らかい繊維の細い上質なカシミヤは、冬は零下40℃以下、夏は40℃以上と寒暖差の激しい山岳地帯で育てられたカシミヤ山羊からしか採れません。
過酷な環境で育てなければならないカシミヤ山羊ですが、収穫も羊の毛をバリカンで刈るように簡単ではないんです。
カシミヤ山羊の毛は、表面のゴワゴワした長い剛毛と、その内側にある産毛の2種類に分かれていて、セーターなどニットに使うカシミヤの産毛の方です。
産毛は硬くて長い毛の間に隠れるように生えているので、熊手みたいな櫛で丁寧に時間をかけてすきとるしかなく、かなりの労力を要します。
そうして手間暇かけて集めた産毛から品質の悪い毛を取り除くと、一頭から採れるカシミヤの量はわずか150〜200グラムしかありません。
その中からさらに長くて細い上質な繊維だけを選り分けたら…と考えるとカシミヤの希少価値をわかっていただけるかと思います。
カシミヤは産毛の長さや太さを基準にランク分けされており、ランクによって値段も大きく変わります。
カシュビアンコのカシミヤ100%ニットは、「10段階のカシミヤ国際指標」のトップレベルの一級品を使っており、カシミヤの醍醐味である極上の暖かさとふんわり優しくなめらかな肌触りを愉しんでいただけます。
カシミヤの特徴について
カシミヤのメリット
- ”軽さ”と”保温性・保湿性”に優れる
- ”柔らかい”肌さわりと上品な”光沢感と風合い”
- 弾力性に優れ”型崩れしにくい”
シミヤの繊維は非常に細く(繊維径直径の平均14~16ミクロン)他の獣毛繊維と比較しても突出した細さである事が分かります。
この事から分かるようにカシミヤ繊維は、1本の糸を仕上げるにあたり、より多くの繊維を束ねる事が可能です。
また外気を遮断し放熱を抑えると言う繊維特徴をもったカシミヤニットは、熱伝導率の低い空気を多く取り込むことが可能で、暖かな空気を内へとため込みます。 更にカシミヤの表面にあるキューティクル構造が、空気中の水分の吸収・放出を行うことで、一定の湿度を保つコントロール機能の役割を果たします。
これらの性質がカシミヤニットの優れた”軽さ”・”保温性”・”保湿性”を生み出します。
カシミヤ繊維は非常に細くしなやかで、皮膚刺激の少ない繊維の為、肌さわりはとても”柔らか”です。
また繊維表面には突起の少ないキューティクルが鱗状におおわれています。
突起が少ないことにより表面はフラットな状態となり、光を真っ直ぐに反射させ、”美しい光沢感”を生み出します。
更にカシミヤに含まれた油脂が、カシミヤ繊維の表面を覆うことで、カシミヤならではの”風合い”を醸し出します。
最後にカシミヤは非常に伸縮率に優れた素材です。
(羊などの獣毛素材と比較しても、約40%以上伸びがある)
これは生地のしなやかさや滑らかさを生むとともに、糸そのものに強い”復元力”を持たします。
結果、”型崩れのしにくい”カシミヤニット製品へ繋がります。
カシミヤのデメリット
- ”ピリング(毛玉)”が発生しやすい
- デリケートな素材の為、定期的な”お手入れ”が必要
糸の種類には大きく分けて、長い繊維が連続した”フィラメント糸”と、短繊維同士を撚ってループ状にし、一本の糸にした”スパン糸”の2つがあります。
※短繊維=絹以外の天然繊維(綿、麻、毛、カシミヤなど)
フィラメント糸とスパン糸では”糸端の数が違う”という特徴があります。
短い繊維を撚って作られた紡績糸は、糸端が多く存在します。
この糸端同士が絡み合うことで、玉となり”ピリング(毛玉)”が発生します。
また短繊維スパン糸の羊毛やカシミヤの場合は、繊維表面にスケール(キューティクル構造)が存在します。
このスケールの反り返り(突起)同士が、着用中の強い摩擦などで特に絡みやすく、ピリングが発生しやすくなります。
以上のことからカシミヤと上手に長く付き合っていくためには、
カシミヤの特徴を理解し、定期的な”お手入れ”が必要となってきます。
カシミヤは定期的なお手入れが必要!
カシミヤは、繊維表面にスケール(キューティクル構造)が存在します。
このスケールの反り返り同士が着用中の摩擦などで絡み、毛玉ができてしまうのです。
カシミヤと長く付き合っていくためには、定期的なお手入れをする必要があります。
お手入れのポイント
- 汚れやホコリをそのままにしておかない事
着用後は形を整え毛並みにそって細目にブラッシングをかけてください。
またカシミヤは撥水性が弱い為、水分の付いた部分がシミになる場合があります。
その場合はなるべく早めにふき取り、乾いたあとブラッシングをかけ、お手入れをしてください。 - シミが出来てしまった場合
カシミヤにシミが出来てしまった場合、そのシミが虫食いの原因となってしまう場合があります。
その際はすぐにお手入れをしてください。
まず柔らかめのタオルに薄めた洗剤を付けて、シミの部分をふき取ります。
その後に水に浸したタオルで洗剤を綺麗にふき取ります。
終わったらブラッシングをして、乾くまで部屋干ししてください。 - ローテーションを組む
長時間着用し続けると型崩れが発生する可能性があります。
生地表面の摩擦がピリング(毛玉)が発生する原因となります。
毎日連続して着用する事は控え、”一日着用したら一日休ます”など、ローテーションを組んで着用する事が大切です。 - ピリング(毛玉)が発生した場合
毛玉を手で取りはらうか、繊維をハサミで切り取るなどして除去してください。
※製品の性質上、毛玉が発生しにくいものはあっても、発生しないものは存在しません。
毛玉の除去はカシミヤのお手入れの一環として行ってください。
お手入れのNGポイント
- クリーニングは控える
カシミヤニットのお手入れで注意する事として、なるべくクリーニングに出さないことをお勧めします。
理由としては素材の性質上、水に強くないというのもありますが、カシミヤ繊維の表面は天然の油脂が含まれており、
それが洗濯によって洗い流されていくことによって、カシミヤのぬめりや風合いが徐々に失われていきます。
※クリーニングが必要と判断される場合は、なるべく信頼できる(カシミヤのクリーニング実績が多い)クリーニング店での対応をお勧めします。 - 合成繊維のブラシは控える
カシミヤニットのお手入れで注意する事として、合成繊維のブラシを使わないことを強くお勧めします。
合成繊維のブラシを使うことで静電気が発生しやすくなります。
静電気は繊維や生地の裂傷につながり、ほこりや汚れの発生を引き起こします。
ブラッシングの際は、柔らかな天然繊維のブラシを使用する事を、お勧めします。
カシミヤを選ぶ前に知っておきたいこと
カシミヤって、どうしてこんなに値段が高いの?
実は、山羊一頭から採れるのは150g程度といわれています。
先述の通りカシミヤの原料となるのは、冬場に生えてくる「柔毛」という産毛のみ。
クシでかき集めても、一頭から採れる量はごくわずかです。ニット1着に必要となる量は、約4頭分で、他の獣毛と比べても高価なのです。
カシミヤの品質の見分け方って?
アイテムによって様々な生産方法があるため一概には言えませんが、手で触った時に簡単に毛が脱落してしまうものは耐久性が低くなっている可能性があるので、日常使いにはおすすめできません。
また、生地がスカスカなものを選んでしまうと、最初のタッチは良くても、すぐに消耗してしまう恐れがあります。
購入の前には、目の詰まり具合も確認してみてください。
【ユニクロ】カシミヤコーデのおすすめレディース12選|アイテム別大人かわいい着こなし
最後にユニクロのカシミヤを使ったコーディネートをアイテムごとに12種類紹介します。
カシミヤはスタイリッシュな服装から、カジュアルな服装まで幅広いスタイルに合わせることが可能です。
気に入ったコーディネートがあったらぜひ取り入れてみてください。
黒ベレー帽×カーキキルティングコート×ユニクロ白タートルネック
白のタートルネックとカーキのコートを合わせることで、スタイリッシュな雰囲気の服装になっています。
紺チェスターコート×ユニクロ黒タートルネック×白ツイストプリーツロングスカート
黒のタートルネックと紺色のチェスターコート、白のロングスカートを合わせることで、大人っぽいきれいなスタイルのコーディネートになっています。
黒ベレー帽×ユニクロ黒タートルネック×ブラウンオールインワン
黒のタートルネックとブラウンのオールインワンを合わせ、カジュアルだけど大人っぽいコーディネートに仕上げています。
白アランカーディガン×ユニクログレータートルネック×ライトブルーデニムパンツ
白のカーディガンにタートルネックとデニムパンツを合わせることで、ラフでかわいらしい服装にしています。
ユニクログレータートルネック×ライトグリーンニット×グレーオールインワン
グレーのタートルネックとグレーのオールインワンを合わせることで、大人っぽく少しフォーマルな印象を持ったコーディネートになっています。
フェルトつば広ハット×ユニクログレーカシミヤVネックセーター×グレーキャメルストール
グレーのVネックセーターとキャメルストールを合わせ、ラフでカジュアルなスタイルの服装にしています。
ロングダウンジャケット×ユニクロカシミヤVネックセーター×ローカット白スニーカー
ロングのダウンジャケットにVネックのセーターを合わせることで、大人な雰囲気の服装になっています。
ユニクロコットンカシミヤクルーネック×黒レザージャケット×白ワイドパンツ
コットンのクルーネックと黒のレザージャケット、白のパンツを組み合わせ、ガーリーでスタイリッシュなイメージを持ったコーディネートにしています。
黒レザーライダース×ユニクロカシミヤクルーネック×ボルドーロングスカート
黒のライダースにクルーネックを合わせることで、カジュアルな印象とスタイリッシュな印象を組み合わせています。
黒ロングPコート×ユニクロカシミヤクルーネックセーター×ブラウンチェック柄マフラー
クルーネックとロングコートを合わせることで、スタイリッシュで全体的にすっきりとしたイメージのコーディネートにしています。
ノーカラージップコート×ユニクロカシミヤクルーネックセーター×黒ショートブーツ
ジップコートとクルーネックを合わせることで、大人な女性のような雰囲気を持った服装に仕上げています。
ファーフード付きダウンジャケット×ユニクロカシミヤクルーネックセーター×黒ローカットスニーカー
ダウンジャケットとクルーネックをあわせて、カジュアルなスタイルのコーディネートになっています。スニーカーでラフな印象をプラスしても良いです。
引用元:WEAR,https://lamire.jp/https://muuseo.com/square/articles/1224http://www.e-hayashida.co.jp/cashmere/care.htmlhttps://cashmere-item.com/archives/412/http://corp.world.co.jp/fashion/material/faq.html?M_MATERIAL=12
まとめ
カシミヤは摩擦に弱い繊細な素材なので、どうしても毛玉はできてしまいます。
毎日連続して着用することは控え、こまめにお手入れをしながら上手く付き合っていきましょう。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます♪
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