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こんにちは。
皆さん冬に街を歩いていると
このダウンジャケットを着ている人をよく見ませんか?
もちろん女性にも人気です。
こちらのブランドはカナダグースと言います。
しかし何故こんなにも街で見かけるのか?
そして何が人気の理由なのか?
今日はそんな疑問にお答えしようと思います。
カナダグース (CANADA GOOSE)と言うブランドについて
カナダグースは、1957年首都トロントに創業した老舗ブランドです。
その前身はウール素材を使ったベストやレインコート、スノーモービル向けのウェアを専門とした会社でした。
その後、設立者サム・ティックの義理の息子が入社。
衣服に大量のダウンを充填できる機械を発明、革新的なスポーツウェアの時代を築き「スノーグース」が設立されました。
1957年から2000年になるまで、様々な商品開発が進行します。まず、極寒の地で活動する人々のデータを収集し、南極でも耐えられるParka(パーカー)を開発。
これが「ビッグ・レッド」として長く人々に親しまれました。
1982年には、特注で製造されたパーカーを着た登山家がカナダ人初のエベレスト登頂達成。このパーカーは2000年に入って新たな商品として販売されました。
さらなる転換期
1900年代の終わりから2000年初めにかけて、カナダグースはさらなる転換期に入ります。
2001年に設立者サム・ティックの孫が入社と共にCEOに就任。
「メイド・イン・カナダ」へのこだわりを宣言しました。
2000年以降、カナダグースは様々な団体や人物とパートナー契約を締結します。
パートナーとなった犬ぞりレースのマッシャーは、犬ぞりレースで世界記録を出した歴史的人物。
また、映画の公式ジャケットとして登場したのも2000年代です。
世界中で生息しているホッキョクグマの2/3がカナダにいるというデータがあり、カナダグースは「ポーラーベアインターナショナル」と協力しコレクションを発表。
売り上げは、ホッキョクグマの活動支援のためポーラーベアインターナショナルに寄付しました。
長い歴史を持つカナダグース
カナダグース創立50周年の2007年には書籍を出版。
世界でカナダグースと共に冒険家として活躍する50人を紹介しました。
2009年、カナダグースで生地やボタンなどの付属品を取り扱うセンターをカナダの北極圏に開設。
北極圏に住むイヌイット族の裁縫の手助けに、生地や付属品などを無償で提供する支援をしています。
2010年、カナダグースは、製品の需要対応のためにカナダに製造工場を増設。
その後も軽量アイテムや激しい運動に適した商品などを次々と開発、発表し、アウトドア専門誌からも一部の商品が受賞を受けるまでになります。
創設当初は小さな倉庫から始まったカナダグースは、世界中で愛用されるメーカーとなりました。
日本ではサザビーリーグが代理店
2016年3月31日までは株式会社グリフィンインターナショナルが日本の正規代理店でしたが、それ以降は株式会社サザビーリーグに引き継がれました。
サザビーリーグは契約が決まってすぐに全国を回り、半分以下に取引先を減らしました。
これまでのカナダグースは身近な様々なショップで販売されており、商業ビル内で5店舗程が販売してということもあったほどです。
”良い製品を作っていても、これまでの販売方法ではブランドや商品の魅力が消費者に伝わらない”
そういった判断から、取引先を相当絞ったことで、カナダグースの希少性とブランド価値は更に上がり続けました。
サザビーリーグ (SAZABY LEAGUE)とは?
ライフスタイルのすべてに及ぶ「アパレル」「服飾雑貨」「生活雑貨」「飲食」「ビューティ」「クリエイティブ・ファシリティ」の幅広いジャンルでビジネスに携わっています。
身近なショップでは「Afternoon Tea」 「KIHACHI」「Flying Tiger Copenhagen」など、皆さんも日頃来店したことがあるのではないでしょうか。
女性愛用者の比率が大幅にアップしたことも近年の歴史において大きな動きではないでしょうか。
日本ではまず男性に人気が出たため、サザビーリーグが代理店業務を引き継いだ時点では男性比率は男性8割でした。
それがここ3年程で女性にも人気が広まり、現在の男女比率は55:45ほどにまでなりました。
街中でカップルがペアで着用する姿だけでなく、カナダグースを着た女性もよく見かけるようになりましたよね。
こうした動きも踏まえて、サザビーリーグは女性用の取り扱いモデルも増やしていき、今では様々なモデルやカラーから選ぶことも出来るようになりました。
カナダグースのダウンジャケットは、ミリタリーな雰囲気から無骨なイメージがありますが、最近ではあえてメンズライクなダウンを選んでコーディネートする方が増えているように思います。
ワッペン風のシンプルな丸いロゴも、女性が好む理由ではないでしょうか。
本格仕様で真冬も暖かいだけではなく生地も丈夫ですので、最近では子育て世代のママさんたちからも人気があります。
海外モデルは1.2サイズ大きめの作りになっているため、購入の際は日本人向けのモデルかどうか確認することをおすすめいたします。
カナダグースが世界中で人気の理由
答えは簡単。ハリウッドでのお墨付きがあったから。
カナダグースのジャケットは、映画やテレビ撮影の舞台裏でスタッフが着る防寒着の定番でした。
TV番組『Game of Thrones』や映画『The Danish Girl(邦題:リリーのすべて)』などの有名作品においても、カメラの裏側で愛用されてきました。
その後まもなく『The Day After Tomorrow(邦題:デイ・アフター・トゥモロー)』や『National Treasure(邦題:ナショナル・トレジャー)』といった映画の中に登場し、また、デビッド・ベッカムやクレア・デインズなどのセレブの私服としてパパラッチされたことも大きな要因の1つです。
さらに、カナダグース社がスポンサーを務めるサンダンス映画祭やトロント映画祭などでは、このジャケットを無料で配っている。『New York Magazine』のファッション情報サイト「The Cut」が伝えた。
全米でもっとも有名なグラビア誌「Sports Illustrated」でも、2013年には水着のモデルが同ジャケットを着用して表紙を飾っています。
同ブランドは、ヨーロッパで先に火がつきました。ヨーロッパでは「カナダ産」のブランド力が強いようだと雑誌「Enterpreneur」は伝えています。
それ以来、全米で、そして世界中で、寒い時期に欠かせないダウンジャケットとしての地位を維持し続けています。売り上げは劇的に伸び、300万ドル(約3億4000万円)だった2001年から、2014年には2億ドル(226億7000万円)になった(Entrepreneurより)。昨年にはボストン大学で、このダウンジャケットの盗難が相次いでいる。
同社はカナダ国内に新しい大型工場を建設して、増え続ける需要に対応している。カナダの国内市場でカットソー全体の6%を生産しており、カナダ政府からもお墨付きをもらった。
梨花/木下優樹菜・FUJIWARA藤本敏史/三浦翔平/松田翔太/モーガン・フリーマン/ダニエル・クレイグ
お洒落な方が多い印象ですね。色々な方がドラマやプライベートで着ているようです。
インスタグラムで「CANADA GOOSE」と検索すると、皆さんの愛用カナダグースダウンを見ることができます。
これによって、イノベーター理論における。
アーリーアダプター(Early Adopters):初期採用層からアーリーマジョリティ(Early Majority):前期追随層、レイトマジョリティ(Late Majority):後期追随層へと人気が伝染していったんですね。
イノベーター理論とは
イノベーター理論とは、1962年にスタンフォード大学の社会学者であるエベレット・M・ロジャースによって提唱された、新しい商品やサービスの市場浸透に関する理論のこと。新しい商品やサービスへの反応について、早い順に5つに分類している。
- イノベーター(Innovators):革新者
- アーリーアダプター(Early Adopters):初期採用層
- アーリーマジョリティ(Early Majority):前期追随層
- レイトマジョリティ(Late Majority):後期追随層
- ラガード(Laggards):遅滞層
カナダグースってなんで高いの?
カナダグースは、ほとんどが10万円〜となっておりかなりお高いです。
ではなんでそんなに高いのでしょうか?
氷点下でも凍り付かない、コヨーテのファーを使用。
一般的なダウンに使われるファーは、フィンラクーン(タヌキみたいな小動物)や そもそもフェイクファーなど。(GUCCIを筆頭に多くのハイブランドは動物保護の観点から、 リアルファーを使わない方向にシフトしていますが、それはまたどこかでお話ししましょう。)
これ、着てもらったらわかると思うんですけど、めちゃくちゃに保温してくれます。 マフラーが不要になっちゃうレベル。それも、免許をもった一部の猟師しか狩猟が許されていない上、 環境保護の観点から、害獣駆除として狩猟されたコヨーテのファーのみを使用しています。
20世紀最強の素材、”ARCTIC TECH”
CANADA GOOSEのシェルに使用されている生地、その名も”ARCTIC TECH”。 カタカナで書くと「アークティックテック」です。舌噛みそう。
CANADA GOOSEが研究の果てにたどり着いた生地で、ポリエステル85%+コットン15%を混紡した 生地にテフロン加工を施したものです。 これがまたべらぼうに頑丈で、防風性と保温性はもちろん、岩肌やらガチガチの氷に擦ってもびくともしないレベル。 「20世紀最強の素材」って、敏腕バイヤーが言ってますので、たぶんそういうことなのでしょう。
独自配合の最高級ダックダウン。
CANADA GOOSEと言えばダウン。 カナダ産にこだわる同社は、カナダのアルバータ州産の最高級のダックダウンを使用しています。
アルバータ州って言ってもピンとこないですよね。 簡単に説明すると、ミネラルウォーターが採れるような、めちゃくちゃ綺麗なトコって感じです。
要は、めっちゃ綺麗なめっちゃ寒いところに住んでる水鳥(アヒル)の胸の部分の、 フワッフワの1番あったかい羽をこれでもか、と贅沢に使ってる、ということです。 この羽を、モデルによってダウンとフェザーの配合を微妙に変えながら使用しているのが、 CANADA GOOSEのダウンジャケットです。
結局カナダグースって何が良いの?
プロフェッショナルから指示される確かな防寒性
カナダグースは創業当初からスノーモービルウェアを中心に極寒地で作業を行う方に向け、ウェアの提供や開発をしてきました。
その防寒性や、機能性は1982年にエベレスト登頂に成功したローリー・スクレスレットが証明したのではないでしょうか!
又、今でもmade inカナダにこだわりを持っており、その縫製技術は世界でもトップレベルという事です!
2000年からはカナダグースを着用した犬ぞりレースや、極寒地での冒険家が次々と記録を打ち立てたことでその機能性の高さに置いて確固たる地位を確立させています。
日本で着用するには熱いくらいの防寒性を兼ね揃えています!
カナダのトロントの平均気温は下記になります!
・・・夏の気温も24℃までしか上がらないので、暑いのが苦手な人にとっては、非常に住みやすい気候では無いでしょうか!
ただ、寒いのが苦手な方には少し寒すぎる気温ではあります。
夏は気温が30℃上がる日もあるようですが、1年を通し非常に過ごしやすいそうですが、冬は少し寒さが厳しいようです!
そんな、寒さの厳しい地域で生まれたメトロスポーツウェア。寒さへの防寒性は折り紙付きです!
実は機械ではなく人の手で作っている
カナダグースは、販売規模を大きくした今もなお「メイド・イン・カナダ」にこだわり続けて製品を作っています。
ヒット商品を生んでしまうと、アジアや東欧で生産を拡大するブランドも多いなか、あくまで自分たちの目の届くところで作るという明確な意思が反映されています。
トロントの工場では本当に沢山の人たちが黙々と縫製作業を行い、ダウンジャケット1着が出来上がるまでに60人が携わります。
協力工場を含めると、カナダ国内の縫製産業に従事している人々の1割以上を雇用しているそうです。
「カナダグースの製品は極地の人たちも着ているから、不良品を出してしまったら、彼らの命にもかかわるんだ」
当初、南極観測の科学者や冒険家が着ることを目的に作られたダウンジャケットの工場では、製品作りへの強いこだわりを感じることができます。
ラグジュアリーブランドなのに『ちょうどいい』価格帯!
カナダグースが人気のもう一つの理由としては、価格帯にあります!
ラグジュアリーブランドのダウンコートと言えば数十万円から数百万のものまで存在します。中でも有名なダウンではモンクレールではないでしょうか!!
モンクレールなども定番のモデルなど10万以上は当たり前で、人気のモデルなどは20万以上~が多くなります。
決して手が届かない訳ではないですが、一生に一度(笑)くらいの想いで購入し、着るにも気を使って着用しなければならない印象です。
カナダグースも決して安価ではなく高価な商品ではありますが、その機能性とデザイン性を考えれば納得のいく価格ではないでしょうか!
デザインやモデルにもよりますが、定番で人気のモデルの中心価格帯は8万~12万程になります!
『えっ・・高い』とお思いの方も多いかと思いますが、ラグジュアリーブランドの価格と比較して頂ければお分かりになるかと思います!
頑張れば手が届く金額ではないでしょうか!
又、別のデザインが欲しくなった際にも購入を考えられる支出かと思います!
高価なダウンですと20-30万円は簡単にいきますので・・・他に検討の余地も与えてくれない金額です・・(笑)
このちょっと頑張って!の価格帯も人気の要因の一つでもあり、魅力的です!
女性にも人気!シルエットとデザイン性!
もう一つの人気の理由が、女性にも人気!!という事です。
ダウンコートはそのデザインから着ぶくれする・・・という印象で女性からはけん制されるアイテムでした。
しかし、カナダグースは日本国内に向けたデザインなども発売しており、国内モデルは、日本人の体型に合わせてスリムになっています。
キレイ目の着こなしが可能なことも人気の秘密です。ダウンの特徴であるモコモコに着膨れすることもなく、シルエットが綺麗で機能性は抜群なので、特に寒がりの女性には人気です。有名モデルの梨花さんなどがインスタで投稿したことも火が付いたきっかけではないでしょうか!
サイズ感は?カナダだから大きいの?
はい、ここが結構ポイント。一口にCANADA GOOSEと言えど、実は3種類のフィットがあります。
>>Regular Fit(レギュラーフィット):世界規格
海外サイズ。表記よりも、1~1.5サイズ程度大きいイメージです。
(ex. Mサイズ→実寸Lサイズくらい)
>>Fusion Fit(フュージョンフィット):アジア向け規格
アジア人に向けた、小さめの規格。袖丈と着丈・フードが少し小さめで、日本人体系にもハマりやすい。 普段着用しているサイズを選べば、中に着込んで丁度良いくらいのイメージです。
>>Japan Fit(ジャパンフィット):日本専用規格
日本人向けに作られた規格。人気のJASPERや MACKENZIEはここに分類されます。
あったかい順に並べてみました。
タウンユースにぴったりのベストタイプから、オーロラが見えるような極寒の雪山に対応するモデルまで、 幅広いモデルを展開するCANADA GOOSEのダウン。レディースモデル/メンズモデルに分けて、あったかい順に並べてみました。
スッキリと着れるスタイリッシュなモデル~ボリューム感がカッコいいモデルまで、お好みのシルエットをお選びいただけます。
for WOMEN
for MEN
…え?一番あったかいのはないの?と思われた方、いらっしゃいますよね?
その点については、記載温度をご覧ください。…「-30℃」。CANADA GOOSEには極寒地での厳しい実地試験にクリアした、 体感温度-30℃以下の環境で着用できるモデルもございますが、それらのモデルはタウンユースにはあまりにもオーバースペック。お店でのお取り扱いはございません状況です。
とはいえ、そこは”世界一暖かいダウンジャケット”。ライトなモデルのダウンであっても、その保温性は他を圧倒。
カナダグース ダウンジャケットの種類
カナダグースのダウンジャケットはメンズ、ウイメンズ、更にはキッズまであります。カナダグースのダウンジャケットの中で、メンズ、ウイメンズに共通している「Parka(パーカ)」は、ブランドの中で最も古い歴史を持つシリーズ。 寒冷地で活躍する人々向けに開発された物が前身で、時を経ても原点は変えることなく、スタイルやデザインを現代向けにしています。
CITADEL(シタデル)
カナダグースのパーカを代表するロングセラーモデルのCITADEL(シタデル)は、極寒地ほど寒くない場所で活躍するダウンジャケットです。 ダウン量を極寒地で着用されているダウンジャケットから減らしていますが、保温性に優れていて、タウンユースとしても使えます。
JASPER(ジャスパー)
JASPER(ジャスパー)は、保温性はそのままに、ダウンジャケットのごわつきを軽減した作りです。N-3Bというフライトジャケットにも似ていることから人気のタイプ。細身に作られていて、スタイリッシュに着こなすことができます。
Russel(ラッセル)
Russel(ラッセル)は、ジャスパーに近いシルエットで丈が短めのジャケット。取り外し可能のフードと、フロントはボタンとジッパーのダブル使いのため保温性は抜群です。
BRONTE(ブロンテ)
カナダグースでダウンジャケットとともに人気なのがダウンベストです。幅広いシーズンに対応し、耐久性と撥水性にも優れています。 ウイメンズモデルで長く愛用されているのがBRONTE(ブロンテ)です。メンズモデルと同様に、カナダグースのアイコン的存在であるパラシュートボタンを採用、長めの着丈がヒップ周りをカバー。ダウンは極寒にも充分対応できる保温性があります。
MONTEBELLO(モンテベロパーカ)
MONTEBELLO(モンテベロパーカ)は、大きな襟とフードが特徴。重ね着できるように大きめのサイズに作られています。
MACKENZIE(マッケンジー)
MACKENZIE(マッケンジー)は、モンデベロと異なりスリムなシルエットのダウンジャケットです。ウイメンズモデルの中では最も着丈が長く、そして他のダウンジャケットよりも軽量仕様。 タウンユースやアクティブな動きにも対応できます。
LABRADOR(ラブラドール)
LABRADOR(ラブラドール)は、ショートタイプのジャケットで世界中に愛用者がいます。ファッション性の高いデザインながら、機能性と保温面では他のダウンジャケットに引けをとりません。 カナダグースのダウンジャケットはメンズとウイメンズでデザインが似ている物も多く、ペアで着用する人も多くいます。
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