
おはようございます、もうりです。
ここ最近マクドナルドに来店したことありますか?
僕は久しぶりに行ったのですが。
 その変貌ぶりがすごくて驚いています。
 第一印象は、「カフェ」ですね。
おしゃれな内装とBGMでゆっくりした時間を過ごせます。
 今日はそんなマクドナルドについてお話ししていこうと思います。
- なぜおしゃれな内装にしたのか?
 - 改装して売上はどう変わったのか?
 - 2021年度のマクドナルドの収益は?
 - 好調なマクドナルドの要因とは?
 - マクドナルドの収益の源泉とは?
 - キャッシュフローから読み解くマクドナルドのすごい秘密
 
最後まで読んでいただくと、このような事が理解できます。
普段行き慣れているマクドナルド。
 でもちょっと視点を変えると、そのすごさが理解できます。
 世界のマクドナルドを一緒にのぞいて見ましょう♩
なぜカフェのような内装なのか?

ここ最近のマクドナルドは、ファーストフードとは思えないオシャレさがある。
 僕が初めて訪れた店舗で、「マクドナルド南砂町店」という場所がある。
 東京の江東区にある路面店舗です。
ここは内装が綺麗。
 ていうか、建物自体新しいのかな?
 全てが綺麗でした。
 「McCafé by Barista」と言うサービスもあり。
 都内では珍しい店舗の1つです。
McCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ)は選び抜かれた専任のBarista(バリスタ)がつくる本格的で高品質のドリンクとフードをお手頃な価格で楽しみながら、居心地の良いカフェ体験をお楽しみいただけます。
引用元:https://www.mcdonalds.co.jp/shop/barista/
まさにファーストフードとカフェが合体したような店舗ですね。
 内装もおしゃれで広々としており、僕が訪れた時間帯(14時〜15時)では、PCでお仕事をしているサラリーマンや。
 勉強をしている学生なんかも多く見受けた。
 まさにファーストフード店ではなく、カフェマクドナルドでした。
さらに「マクドナルド六本木ヒルズ店」も凄い。
 木目を基調とした温かい雰囲気の店内で、デザイナーズ家具も揃っている。
 1階と2階に分かれており。
 ここでも、1階には「McCafé by Barista」の専用ブース。
 店内にはおもてなし専門スタッフとして「おもてなしリーダー」。
 客席まで商品をお届けする「テーブルデリバリー」。
 事前注文&キャッシュレス決済ができる「モバイルオーダー」も導入している。
なぜ次々に店舗内装をリニューアルし。
 効果があるのか?と言った話だ。
実はめちゃくちゃ効果があるみたいです。
「晴海トリトン店」を例に説明していきます。「2017年1月30日に改装後、月間の売上高が昨年同月比で30パーセント以上向上した。その後も10パーセント以上で推移している(渡邊弘樹店長)」と話す。マクドナルドでは改装効果による売上高増を一般的に5パーセント程度を見込んでいます。
改装以外の要因もあるだろうが、晴海トリトン店の改装効果は非常に高かった。
改装後、1人客、特に女性の1人客、ビジネス客、午後2~5時のスナックタイムの利用者が増えたと言います。改装前は2人席が多かった。
そのため、1人客が座ると向かい席には誰も座らずスペースが無駄になることが多かった。
渡邊店長は「2人用のテーブルの中央に仕切りを置くなど工夫して利用を促したが、それでも相席にはお客様が抵抗を感じたようでうまくいかなかった」と振り返る。今まで取り逃がしていた1人客、ビジネス客の取り込みに成功した。
改装後「1人でも入りやすくなった」「落ち着いた雰囲気で仕事でも利用しやすくなった」などの声が多くなったと言います。日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ社長兼CEO(最高経営責任者)はかつて、日経ビジネスのインタビューに対し「(問題が起きた14年、15年当時)もっとお客様の声を伺うべきだったのではないかと反省している。お客様はどんどん変わり続ける。お客様に追いついていくために、我々も進化をし続けなくてはならない」と語っている。チェーンストアの代表格とも言えるマクドナルド。
どの店でも均一のサービスを受けられることを特徴にこれまで成長してきた。
だが、それだけでは今後のさらなる成長には限界がある。
そこで、立地や客層に合わせた店作りを推し進める。
「均一感と個性のバランスを取る」。
 このことは多様化する客層を取り込むために、チェーンストアが今後、検討、強化すべき戦略ではないだろうか。
実はコロナ化でも好調のマクドナルド

少しビジネスの話をしていこうと思います。
ここ最近のマクドナルドはコロナ渦にも関わらず好調です。
 連続最高益を記録しております。
 マクドナルドのIR情報(https://www.mcd-holdings.co.jp/ir/summary/)から見ることが可能です。
全店売上高(システムワイドセールス)

連結当期純利益

営業利益が前年比10・3%増の345億円と、過去最高となった。
 売上高は10・2%増の3176億円、純利益は18・6%増の239億円だった。
 既存店の客数は前年比4・5%増え、客単価も5・0%増加。
 1店舗あたりの単月売上高の平均は約1800万円と01年の上場以来最高だった。

コロナで飲食業界は厳しいって聞くけどなんでなの?

デリバリーの需要が大きいみたいです
ざっと挙げると以下の3点になります。
- 緊急事態宣言が出たことで、前年に続いてまとめ買いによる持ち帰りニーズが高かった。ドライブスルーのほか、商品を宅配できる店を計1979店舗と2年前の約2・8倍に増やし、スマホで注文して駐車場で受け取れる対応も1千店舗以上で導入して持ち帰りニーズを取り込んだ。
 - デリバリーについては、自社で宅配する「マックデリバリーサービス」を817店で実施。外部のデリバリーサービスとの連携は、ウーバーイーツが1517店、出前館が1187店舗、ウォルトが180店で行っている。デリバリーの実施店舗は合計で1754店となっている。
 - 高単価戦略も奏功している。1~6月期の全店売上高を6月末時点の店舗数で割った1店舗あたり売上高は21年で1億615万円と前年比で1割上昇。19年比では16%増えた。単品価格が490円と主力の「ビッグマック」より100円高い「サムライマック」などの新製品が売れている。食べ応えある肉厚ビーフが「少し離れていた大人客の来店」(日色保社長)につながったと言います
 
ただ2022年に入ってポテトの供給不足による、MサイズとLサイズの販売停止。
 原材料価格の高騰の影響も不安視されています。
 今後のマクドナルドの動向に注目したいですね。

僕はフライドポテトはMサイズじゃないとダメ派です
マクドナルドの売上の源泉とは?

ではマクドナルについてもう少し深掘りしていきましょう。
ここでは売上の源泉を見ていきたいと思います。
 マクドナルドのメニュー別原価表なども載せているブロガーさんもいるみたいです。
あなたはマクドナルドは、ハンバーガーが売上の源泉だと思っていませんか?
 実はそうではありません。
では一緒に見ていきましょう。
売上の源泉は不動産業
ではまず、日本マクドナルドの2015年12月付けに発表された貸借対照表を見ていきましょう。
日本マクドナルドホールディングス株式会社(2702) 平成27年12月期 決算短信より
流動資産345億円に対して。
 固定資産1443億円です。
 約20:80の比率となっています。
ちなみに2022年度では。
日本マクドナルドホールディングス株式会社(2702) 2021年12月期 決算短信より
流動資産1028億円。
 固定資産1572億円です。
 毎年流動資産は上がっている傾向ですね。
 2015年度をめどにキャッシュフロー全体は右肩上がりが続いております。
流動資産とは、本来の営業活動で発生した売上債権や在庫などの資産と、1年以内に現金回収される予定の資産です。現金、預金のほかに、製品、売掛金、受取手形、有価証券などの資産が含まれます。
ここで注目したいのは、固定資産の方です。
固定資産は言うまでもなく、土地や建物などが大部分を占めます。
 マクドナルドは、総資産ベースで世界第5位の不動産保有会社となっています。
フランチャイズ方式で急速に成長し、世界中にある店舗の93%はこの方式で成り立っています。
 フランチャイズ収益の大半を、店の売上ではなくではなく店舗と土地の賃料で稼いでいるという点です。
これはどう言うことでしょうか?
 詳しく見ていきましょう
フランチャイズ方式は、2つの契約形態があります。
 コンベンショナル契約は、フランチャイズ店舗の経営者からロイヤルティーを受け取る。
 BFL契約は、ロイヤルティー以外に店舗に係る賃貸料を受け取る。
 いずれもマクドナルドにとって魅力的な安定収益源となります。

画像出典:https://diamond.jp/
マクドナルドの店舗は、55%が従来型のフランチャイズであり、そして賃料収入はフランチャイズ収入のうち、62%を占めています。
 これは、収入全体の35%に相当します。
 飲食業では考えられない高さですね。
不動産を所有することのメリットは、収入源が増えるだけではなく。
 不動産価格が長期的に安定していることです。
 例えば今回のようなコロナ渦のような事態になっても、収益激減のリスクはほぼありません。
 フランチャイジーは、売上に関係なく最低額の家賃を支払う契約になっているからです。
フランチャイズ組合の調査によると、平均的なフランチャイズが店舗の賃料に売上高の6〜10%を回すのに対し、マクドナルドのフランチャイズは8.5〜15%の比率と家賃が高い傾向にあるそうです。
 またマクドナルドは、契約期間終了後にその店舗を新しいフランチャイジーに渡すか、あるいはその土地を完全に売却することさえできます。
それでもマクドナルドで、フランチャイズをしたい人が全世界にいるのは。
 非常に安全な投資だと考えられているからですね。
 成功の確率が比較的高いことが挙げられます。
まとめ

本日は馴染み深いマクドナルドについてビジネス目線で解説しました。
 おさらいしていきましょう。
- ファーストフード店から脱却。カフェ店舗のような内装
 - 内装が綺麗になったことによる収益増
 - 2021年の売上推移とその理由
 - マクドナルドは不動産業
 - 不動産で得るメリット
 - マクドナルのフランチャイズモデル
 
晴海トリトン店時は、内装を改装したことにより売上が30%増加しました。
 またここ最近では、「McCafé by Barista」と言うようなサービスも。
2021年も売上を伸ばした要因は、「デリバリー需要」です。
 また「モバイルオーダー」や「高単価戦略」も功を奏しました。
マクドナルドの収益の源泉は「不動産業」。
 総資産ベースで世界第5位の不動産保有会社となっています。
フランチャイズからの収入の約62%は、賃料が占めています。
 不動産保有のメリットは、安定性。
 長期的な安定資産の1つとして保有している点が挙げられる。
こう考えると、マクドナルドって濃密に考えられたすごいビジネスモデルですよね。
 さすが世界のマクドナルド。
僕はサムライマックも食べました。
 味も濃くて濃厚。食べ応えがありリピートしたい美味しさでしたよ。
 また発売しないかな?
今後もマクドナルドに足を運びたいと思います。
今日も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。




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