初心者も上級者も味わえる「丹沢」登山のすヽめ

COLUMN(コラム)
画像出典:4travel
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おはようございます。モウリです

先日神奈川県に位置する「丹沢」と言う山を登りました。

「塔ノ岳」の山頂から見える景色は格別で。
天候も良く、富士山もしっかりと輪郭を表していました。

今日はそんな「丹沢」登山の魅力をお伝えできればなと思います。

  • 「丹沢」ってどんな山?
  • 「初心者」でもオススメのコースは?
  • 持っておくと良い便利グッズとは?

登山初心者の方でも十分に楽しめる山だと思います。
僕が登った日には、老夫婦をはじめ若いカップルや子供連れのファミリーまで幅広く楽しんでいましたよ。
ぜひ大人の遊びに1つ体験してみてはいかがでしょうか?

神奈川県に位置する「丹沢」とは?


画像出典:https://rarea.events/

神奈川県にある丹沢は、関東山地の一部であり、相模湾に面した山岳地帯です。
丹沢山地とも呼ばれ、多様な自然や動植物が生息しています。

丹沢は、標高1,500メートルを超える山々からなり、標高の高い場所では常緑樹林や落葉樹林、山岳植物が見られます。
また、丹沢には多くの川や滝があり、清流で知られる大山川、麻機川、湯ノ沢川などが流れています。

登山やハイキングに最適な地域であり、多くの登山道やコースが整備されています。
また、丹沢の山々は、日本百名山の一つに数えられ、登山愛好家からも人気が高い場所です。
丹沢の中でも、大山や丹沢山、横山などは有名な山です。

さらに、丹沢には温泉もあり、湯河原温泉や秦野温泉などがあります。
また東京や関東周辺からアクセスがしやすく交通の便もよいため、多くの登山者が訪れます。
登山道は概ね整備されていて歩きやすく、ルートも豊富なため、リピーターも飽きずに登ることができます。

「丹沢」登山をする際のベストシーズンとは?


画像出典:https://rarea.events/

春から初夏にかけてはオススメです。
新緑が美しく、山々には色とりどりの花々が咲き誇ります。
特に、ミヤマキリシマやアサマシャクナゲ、ヤマツツジなどの山岳植物が見られることが魅力の一つです。

ただし、梅雨〜夏頃は気温が上がり、湿度も高くなります。
特に梅雨時期は、雨が多くなり、登山道が濡れて滑りやすくなることがあります。
また、蚊やブヨなどの虫に刺されることも多くなりますので、虫除け対策が必要です。

登山する際には、天気や気温を確認し、適切な装備を用意することが重要です。
また、水分補給をしっかりと行い、体調管理にも注意しましょう。

秋は、丹沢の山々が美しい紅葉に覆われ、空気も澄んでいるため、遠くまで見渡すことができます。
また、秋は比較的天候が安定しており、快適な登山ができます。

冬は、丹沢の山々が雪景色に変わり、特に日本百名山に数えられる大山は、冬の絶景が広がります。
ただし、冬は気温が低く、雪や凍結に注意が必要です。
登山する際は、寒さに備えた装備が必要となります。

「丹沢」登山の主なルート

調べると「丹沢」を登山には10コース位あるみたいです。
しかしながら、ここでは主な代表的なコース4つご紹介いたします。


画像出典:丹沢大山国定公園・県立丹沢大山自然公園

登山口と下山口が同じ(ピストン)ルートでの紹介ですが、例えば、ヤビツ峠ルートで山頂に行き、大倉ルートで下山するといったルート選択も可能です。
登山地図を見ながら、体力と技量にあったルートを選んでみてくださいね。

山と高原地図「丹沢」

「山と高原地図」シリーズは発売以来40年以上も愛用されている登山・ハイキング用の地図です。水にぬれても破れにくい耐水性紙素材を使用。
登山コースには目安となるコースタイムも掲載されています。

大倉ルート|丹沢山の魅力を堪能する代表的コース


画像出典:https://syumatsu-yama.net/

大倉・・・観音茶屋・・・雑事場ノ平・・・駒止茶屋・・・小草平・・・茅場平・・・花立山荘・・・金冷シ・・・塔ノ岳・・・丹沢山・・・塔ノ岳・・・金冷シ・・・花立山荘・・・茅場平・・・小草平・・・駒止茶屋・・・雑事場ノ平・・・観音茶屋・・・大倉

【 日帰り 】 総コースタイム: 9時間40分
■ 総歩行距離: 18,100m  上り標高: 1984m  下り標高: 1984m

大倉登山口から登るコースは、最も多くの丹沢山登山者が利用するメインルート。
大倉登山口から大倉尾根、塔ノ岳を縦走して丹沢山にたどり着く一直線のルートで、同じような尾根登りが続くので「バカ尾根」とも言われます。

登山道は整備され歩きやすく、尾根から丹沢や富士山の眺めを楽しむことができるのも特徴です。
最もポピュラーなルートですが、そのわりに移動距離が長く、8時間以上の行動時間が予想されます。
下山時刻を考慮して、登り始めを設定しましょう。

ちなみに、塔ノ岳ルートといって。
丹沢の手前の塔ノ岳をゴールに往復するルートもあります。


画像出典:https://yamap.com/magazine

僕も帰りはこのコースで帰ったのですが。
ひたすら階段でキツかったですね(汗)

表尾根縦走ルート|鎖場など「本格登山の楽しさ」を味わえる!


画像出典:http://ad-giga.com/

ヤビツ峠(08:00)・・・護摩屋敷の水(08:25)・・・二ノ塔(09:25)・・・三ノ塔(09:45)・・・烏尾山(10:15)・・・政次郎ノ頭(11:15)・・・新大日(12:05)・・・木ノ又小屋(12:15)・・・塔ノ岳(12:45)・・・金冷シ(13:00)・・・花立山荘(13:15)・・・茅場平(13:30)・・・小草平(13:50)・・・駒止茶屋(14:20)・・・雑事場ノ平(14:50)・・・観音茶屋(15:00)・・・大倉(15:20)

 

【日帰り】表尾根を塔ノ岳に向かい、大倉尾根を下山する
■総コースタイム 7時間20分、標高差+1244m、-1715m
表尾根縦走コースは、丹沢山地の中でも最も有名なコースのひとつで、その名の通り、表尾根という山脈を縦走するルートです。

表尾根縦走コースは、ヤビツ峠登山口からスタートし、塔ノ岳まで進み、塔ノ岳以降は大倉登山コースへ合流し終了するルートで、全長約16キロメートル、所要時間は8時間から10時間程度かかります。

表尾根縦走コースは、急峻な上り坂や下り坂が続く難易度の高いコースであり、中級者以上の登山者を対象としています。
途中には、多くのピークがあり、山々の眺望や変化に富んだコースとなっています。

また、表尾根縦走コースは、季節によって難易度が異なります。
夏季は、蒸し暑い気候や、豪雨による沢登りなど、登山経験がある人にこそチャレンジしてほしいとされています。
一方、秋季は、紅葉の美しい季節であり、多くの登山者が訪れます。

表尾根縦走コースでは、道標があるものの、岩場や斜面が多く、危険が伴うため、しっかりとした登山経験と装備が必要です。
また、天候にも十分に注意し、必要に応じてルート変更や下山を選択する判断力が求められます。

僕は今回このコースで回りました。

途中鎖場と呼ばれる場所もあったりとスリリングで楽しかったです。


画像出典:https://yamahack.com/

大山ルート|丹沢おすすめ初心者コース


画像出典:https://tanzawa-oyama.jp/

大山ケーブル駅・・・阿夫利神社駅・・・阿夫利神社・・・二重滝・・・見晴台・・・大山山頂・・・二十五丁目・・・イタツミ尾根・・・ヤビツ峠

【 日帰り 】 総コースタイム: 約5時間15分(休憩1時間15分含む)
■ 総歩行距離: 約6.5km  最高地点の標高 1,252m(大山頂上)
大山は、ケーブルカーを使って登山ができることから、丹沢でも最も人気のある山の一つです。

山頂へは、神奈川県伊勢原市にある大山ケーブルカーを利用して登るのが一般的。
秦野の街並みや相模湾を眺めながらの爽快な稜線歩きと大山登頂、阿夫利神社参拝を体験できるのが魅力のコースです。
道中にはベンチが多数設置されているため、景観を眺めながらマイペースに登山を楽しむことができます。

ケーブルカーを使って登るのは便利ですね。

阿夫利神社も参拝するよ良いですね♩


画像出典:https://isehara-kanko.com/

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鍋割山ルート|山頂で富士山を見ながら絶品うどんが食べられる(初心者コース)


画像出典:https://magazine.yamarii.com/

大倉(1.40)→二俣(0.50)→後沢乗越(1.30)→鍋割山頂(0.50)→後沢乗越(0.40)→二俣(1.40)→大倉
(※マイカーの場合は、三廻部(みくるべ)から入り表丹沢県民の森駐車場に数台駐車可能。駐車場から二俣へは徒歩約20分)

【 日帰り 】 総コースタイム: 7時間10分(休憩時間含まず)
■ 最高地点の標高 1,272m
画像ですと、鍋割山から右へ塔ノ岳へ行って下山するコースですが。
今回ご紹介するコースは、大倉登山口〜鍋割山山頂の往復です。
※コースの画像がなかったので、別ルートを引用させていただいております。
鍋割山周辺で見られるブナ林が美しいことや鍋割山荘の鍋焼きうどんが有名で、登山客で賑わう山。
初心者にとっては行動時間が長めなので、経験者と同行して挑戦してみるのもいいでしょう。
登山初心者から家族連れなど様々な方が登っています。
峻険な場所も少ないため安心して登れ、往復のコースタイムは5時間半ほどです。多く見積もって7時間位。

春・夏・秋の季節は人も多く、標識をきちんと確認すれば道に迷うようなこともないでしょう。
ただし、登山口からの標高差は1,000メートル弱あるため、相応の体力が必要になります。
丹沢の大山と違い、ケーブルカーがないために自分の力で登り下りしなければいけません。

普段運動をしない人、子ども連れの場合、早朝に出発して余裕を持ったコースタイムを設定しましょう。
また、事前に長時間歩くなどして登山のために体力をつけておくだけでも、当日の辛さは大分違うはずです。


画像出典:https://mountain-dc.com/

登山初心者にオススメ!あると便利なグッズ


画像出典:https://www.descente.co.jp

僕も初めて登る際は、登山経験者にどう行ったものが必要か?
事前に聞いてから準備しました。

ここでは、最低限これは持っていた方が良いグッズをいくつかご紹介致します。
登山の際に参考にしてみてください♩

トレッキングシューズ

トレキングシューズは登山する上で必須だと思います。
ランニングシューズでも行けたりはするかもしれませんが。
本格的な山を登る際は、絶対にトレッキングシューズがあった方が良いです。

登山を快適に楽しむために大切なことは、疲れが軽減できて、安全に歩けるシューズを選ぶこと
スニーカーとトレッキングシューズでは、「ソールの剛性」「足首のサポート力」に大きな違いがあり、山を歩いたときの疲れ方にも差があります。

あと個人的に思うのが足首のフィット感。
防水性かな?とも思います。
道が泥濘む場所、突然の雨もトレッキングシューズなら安心です

ここでは沢山ある中で厳選して1つご紹介します。

登山初心者でも使いやすいように設計された、キャラバンの代表的なモデル「C1_02S」
グリップ力抜群のキャラバントレックソールを搭載し、さらに、インソールクッションシステムで着地時の衝撃を吸収。
指先まわりはゆったりと、足首の動作を妨げないようアキレス腱部分は浅めにカットするなど、細部にまでこだわった設計。
低山から富士山まで幅広く活用できる、優秀なモデルです。

レインウェア

これは持って行った方が良いです。
登山中に突然雨が強くなったり、気温が低くなったりします。
レインウェアは、雨風を凌ぐ以外にも防寒対策としても活用できます。

「山の天気は変わりやすい」とよく聞きませんか?

そんな時、レインウェアがなければ、雨に濡れ、体温を奪われ、最悪、低体温症、そして遭難……。
気温が低い山では、真夏でも起こり得る怖いトラブルです。
だからこそ、登山では、レインウェアは必須なのです

細かいのを含めるとキリがないので、今回もおすすめを1つご紹介いたします。

トレッキング系では、「モンベル」というブランドが1番定番です。
長年数多くの登山家に愛されております。

その中でもモンベルのレインウェアの代表格なのがストームクルーザー 。
性能、軽量&コンパクト性、使い勝手など、うまくバランスを取ったモデルです。
モンベルの代表的なレインウェアでもあり、どれを買えばいいか迷ったらコレで間違いありません。

しかしながら少しお高いです。
もう少し安く抑えるなら。

コロンビアのシンプソンサンクチュアリ II も良いです。

初心者におすすめの上下セット。
ジャケットとパンツがセットになっているので、別々に選ぶ必要がなく、初心者でも安心して購入できます。
基本的な防水透湿性能は押さえているうえに、換気ポケットなど、登山で便利な機能も充実。

バックパック

登山用のバックパックは必須ですね。
普段遣いで使用しているバックと全く作りが違います。

登山用には街用にはない機能がたくさんついており、体への負担を軽減。
選ぶバックパックによって、登山中の快適さが全然違います。
だからこそ正しい選び方を理解して、自分の体に合ったものを選ぶことが重要です。
日帰り登山にぴったりのサイズから泊まりで使える大容量まで様々な種類がございます。

山小屋で一泊するのか?
日帰りで楽しむのか?で容量は変わってきますが。
ここでは初心者向けに日帰り向けのバックパックをご紹介いたします。

登山家向けに信頼ある製品を提供し続けてきたフランス生まれのミレー。
サースフェーは、日本との共同開発で日本の環境や日本人の体型に合わせて作られており、フィット感は抜群です。
背面長はS/Mの2サイズ。
型番に「LD」と付くレディースモデルも展開。

ちなみに1泊して登るようなら、50ℓ〜のボックパックを選ぶと良いです。
何かと持ち歩く物が増えますから。

あれば便利なレインカバー

登山用のザックと同じくらい、準備を忘れてはいけないのがザックのレインカバー。
もともとザックについてるモデルも数多く発売されていますが、レインカバーが付属していないザックをお持ちなら確実に一緒に揃えておきましょう!

でも、一見レインカバーって『必須装備』ではないように思ってしまいませんか?
「日帰りだし、そんなに標高の高い山じゃないし…」「今日は絶対晴れだからいらないよね?」と考えてしまいがち。
でも、標高が低くても高くても、私たちが行くところは山です。

山はその形状から、湿った空気が頂上に向けて集まり雲を作ります(上昇気流)。
特にいくつもの山がつらなったところでは、地形が複雑なため上昇気流・下降気流を何度も繰り返す傾向にあるのです。こ
れが、山で雨が降ったり止んだりコロコロ天気が変わる仕組みです。
山の天気は平地のものとは違います!

さらに、縫い目に防水のシーム処理がされているモデルを覗いて、ほとんどの登山用ザックは防水ではありません。
「生地が丈夫なナイロンだから、小雨くらいなら平気じゃん!」という方、確かにそれも一理あります。

しかし、そもそも生地が防水ではないので少しの間雨に打たれると、中に滲みます。
また、みなさんはバックパックにこまめに撥水処理をしていますか?
表面の撥水機能が落ちた生地は、すぐに水が滲みますよ!
そうなると、中の物が濡れるのも時間の問題です。
今まで突然雨に降られてこなかった人はピンとこないかもしれません。
しかし、山と呼ばれている場所へ行く以上は天気が急変する可能性は十分にあります。
そんな時に限って「持ってきてない!」というのはちょっとナンセンス。
自分が使っているザックに合うレインカバーをしっかり準備しておきましょう。

現在はくもり、雨が降るか降らないか微妙…そんな時、登山を決行する人も少なくありません。
そうであれば余計に必要です。
また、「梅雨時期も天気次第で山に行きたい」「標高の高い山に行きたい」「数日かけて縦走したい」そんな人はもちろん、言うまでもなく必須アイテムです!

背面ベルトとフックで固定するタイプ。
こちらは30デニールの超軽量なコーデュラナイロンを採用しています。
非常にコンパクトになるのが魅力のアイテム。

まとめ


画像出典:一般社団法人 秦野市観光協会

本日は以下について解説致しました。

  • 神奈川県に位置する「丹沢」とは?→相模湾に面した山岳地帯
  • 「丹沢」登山をする際のベストシーズンとは?→過ごし易いのは秋〜冬。植物や新緑が美しいのは春〜初夏
  • 「丹沢」登山の主なルート→大倉ルート、表尾根縦走ルート、大山ルート、鍋割山ルートの4つ
  • 大倉ルート|丹沢山の魅力を堪能する代表的コース→「バカ尾根」が続く登り坂
  • 表尾根縦走ルート|鎖場など「本格登山の楽しさ」を味わえる!→最も有名なコースのひとつ
  • 大山ルート|丹沢おすすめ初心者コース→初心者におすすめなコース
  • 鍋割山ルート|山頂で富士山を見ながら絶品うどんが食べられる(初心者コース)→鍋割山荘の鍋焼きうどんが有名で、登山客で賑わう山
  • 登山初心者にオススメ!あると便利なグッズ→トレッキングシューズ、レインウェア、バックパック、レインカバー

少しでも「丹沢」の魅力が伝わったでしょうか?
普段都会で過ごしていると、自然豊かな深林の世界にいるだけで癒されます。

そして水道水が美味しいんです。
普通に蛇口から出る水が都会で飲む水道水とは違った味があります。

普段あまり運動しない人も、まずは大山から挑戦してみてはいかがでしょうか?

本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございます。

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