今年のトレンドカラー!どうやって決まっているのか?

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こんな事思ったことありませんか?

  • 流行色(トレンドカラー)ってどうやって決まっているんだろう?
  • 流行色(トレンドカラー)ってどうやって調べれば良いの?
  • 今年の流行色(トレンドカラー)って何なんだろう?

今日はその疑問に全て答えます。

流行色(トレンドカラー)って、そのカラーを売るために業界側が仕掛けている!
って言う陰謀論的な人がいますが。
全く違います。

しっかりと、国際会議で各国が意見を出し合い。
社会情勢や周期などなど様々な要因を加味して決定しているんですよ。

ではどういった所が決めているのでしょうか?
1つひとつ紐解いていきましょう♩

今年の流行色(トレンドカラー)はどうやって決まっているのか?

結論:2年前にすでに決まっている
よくファッション誌などで目にする「トレンドカラー」。
この「トレンドカラー」
  • どうやって決まって?
  • なぜそのカラーなのか?

疑問に思った事ありませんか?

売りたいカラーを売っているとか陰謀論がありますが(笑)
実はそんな事はありません。

流行色を決めているのはインターカラー(国際流行色委員会)という機関です。
アメリカ・イギリス・韓国・スイス・日本・フランス・ポルトガルなど現在17カ国で構成されている流行色選定機関です。
スイス・フランス・日本の3カ国によって1963年に作られました。
インターカラーでは、加盟している国それぞれが提案色を持ち寄って話し合い、トレンドカラーを決めています。
シーズン2年前の6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーを決定します。

ちなみに、その年の流行色は1色だけではなく、毎年500色の中から20~30色ほど選ばれています。
これはファッションに限らず、さまざまな分野の流行色を決めているからという理由もあります。

トレンドカラーは、その時の社会情勢など複雑に様々な要素が絡み合って決定しています。

つまり、今年のトレンドカラーは2年前には決まっていました。

国際的な流行色を決めるのは、「インターカラー(国際流行色委員会)」ですが。
日本では、別に「日本流行色協会(JAFCA)」と言う団体があります。

日本の流行色(トレンドカラー)は1年半前から

1953年に創立されて以来、カラートレンドについての情報を提供している団体です。
日本でインターカラーの会議に参加しているのは、このJAFCAです。
またインターカラーによって流行色が決定されたあと、日本の社会動向と照らし合わせて、日本独自のトレンドカラーを決定するのもJAFCAで行われています。
JAFCAでは各産業のスペシャリストとともに会議を開き、シーズンの1年半前にトレンドカラー(JAFCAファッションカラー)を決定しています。
JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会、Japan Fashion Color Association)

ファッショントレンドって、必ずしも世界共通ではありません。
これは流行色でも同じことで、日本国内向けの流行色(トレンドカラーー)は「日本流行色協会(JAFCA)」というところが選定します。

つまり、インターカラー(国際流行色委員会)で流行色が決定したのちに。
日本のトレンドカラーを、JAFCA(日本流行色協会)が決めていると言う事です。

そしてそのトレンドカラーを元にアパレルメーカーが商品企画を行い始め、実シーズンには似た傾向の色や素材、配色などが流行するといった仕組みになっています。

PANTONE(パントン)の存在も流行色(トレンドカラー)を知るには必須

世界共通の色見本を作っている会社です。
そのパントンも、「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」という1年のテーマカラーを発表しています。
PANTONE(パントン)

アメリカ合衆国に本社がある色見本の企業ですね。

PANTONE(パントン)も世界のトレンドカラーを大きく左右する企業です。

PANTONE(パントン)は、毎年1度の「PANTONE Color of the Year」にて来年のトレンドカラーを発表。
PANTONE(パントン)の発表するトレンドカラーは、基本的に毎年1色か2色。
よって、PANTONE(パントン)のトレンドカラーは、これといった流行色を1つ知っておきたい場合に役立つでしょう。

ちなみに、PANTONE(パントン)は流行色を慎重に判断するため、ファッション業界だけでなく、映画や人気のある旅行先など様々な分野のトレンド分析を参考にしています。

選ばれたトレンドカラーは、工業デザインやスポーツイベントにも影響を与えます。

今年の流行色(トレンドカラー)を知る方法とは?

トレンドカラーを知る方法は、いくつかあります。
ファッション業界やその他付随する業界にいないのであれば、テレビや雑誌等でも十分ですよ。

でも本気で調べていきたい!

日本流行色協会(JAFCA)の会員になるのが早いよ

ただ会員になるには、年会費を払うため。
本当にその道のプロを目指すって人以外は良いんじゃないかな?と思います。

そしてもう1つが、素材展示会に行く事です。
素材展示会は、実シーズンの1年半から1年ほど前に開催されるため、市場に発表されるよりも早くその情報を入手することができます。

むしろアパレルデザイナーは、素材を元に服飾を作るため。
デザイナー自身が、素材屋を訪れ。
それを元に服を展開していきます。
こちらの展示会の方が、ライブ感があって僕はおすすめです。

今年の流行色(トレンドカラー)は何色?

ここでは、2022年度のトレンドカラーを一緒に見ていきましょう。

「PANTONE(パントン)」と「JAFCA(日本流行色協会)」で、トレンドカラーに違いがあります。

PANTONE(パントン)


PANTONE 17-3938 ベリーペリ」というカラーです。

コロナ禍の厳しい時代から抜け出すにつれ、人々の概念・基準が変わりつつあることを表現したトレンドカラーだそうです。

▽カラーコード▽

  • sRGB:102, 103, 171
  • HEX:#6667ab
  • LAB:45.75, 12.21, -36.75

JAFCA(日本流行色協会)

JAFCA(日本流行色協会)は、先ほどのPANTONE(パントン)と違い。
男女とシーズン別で構成されているため、より詳細に流行色(トレンドカラー)を把握することができます。

2022 S/S(春夏)のレディーストレンドカラー

「Breathing(深呼吸)」がテーマになリます。
それを構成する4つのグループ、「Dream(夢)」、「Oxygen(酸素)」、「Seduction(魅惑)」、「Ripple shadows(光のさざ波)」で構成されています。

「Dream(夢)」

画像出典:https://www.jafca.org/colortrend/ladieswear/2022SS.html

明るくピュアなパステルカラーのグループ。
全体的に優しく、ぼんやりふんわりとした穏やかな中に蛍光色を効果的に取り入れることで楽しさが踊りだす。

Oxygen オキシジェン(酸素)


画像出典:https://www.jafca.org/colortrend/ladieswear/2022SS.html

グリーンへの注目は続き、2022年春夏には透明感があるグリーンが求められる。
自然の中、陽をうけて光合成をする、空気の動きを感じるようなすっきりとした色で、清潔感や森林浴をしたような清浄感が感じられる。

Seduction セダクション(魅惑)


画像出典:https://www.jafca.org/colortrend/ladieswear/2022SS.html

行動が制限されている反動で開放感溢れるリゾートへの憧れが募る。息苦しい日々の暮らしの中、華やかさを求める気持ちが高まるため、エネルギーに満ちた色、夏らしい強い色、光沢感のある素材などへの関心が高まる。

Ripple shadows リップル・シャドウ(光のさざ波)

画像出典:https://www.jafca.org/colortrend/ladieswear/2022SS.html

ブラウン、ベージュ系トレンドが継続する中、無彩色の存在感が強まっている。2021-22年秋冬にはカラードグレーへの注目が高まり、2022年春夏には、よりすっきりとしたニュートラルカラーが求められるだろう。

2022 S/S(春夏)のメンズトレンドカラー

JAFCAが発表した2022春夏メンズウェアのトレンドカラーテーマは、「Sensitivity(センシティビティー)」。

それを代表し、「Radical Eco」、「Cross Culture」、「Digital Fresh」、「Translucent Black」の4つのカラーグループが発表されました。

Rustic Standard ラスティック・スタンダード

画像出典:https://www.jafca.org/colortrend/menswear/2021-22AW.html

今シーズンはベーシックな色域が広がりを見せている。このグループは、シーズンを象徴するベーシックカラーの提案①として、メランジュ等の粗野な表情が特徴である。
杢調のライトベージュ〜ライトグレーをメインとする構成となっている。

Grid & Shadow グリッド&シャドー

画像出典:https://www.jafca.org/colortrend/menswear/2021-22AW.html

このグループは、シーズンを象徴するベーシックカラーの提案②。
ソリッドなグリッドパターンやモノトーン調の使い方が特徴となる。
漆黒から雪モチーフのホワイトまでの無彩色を中心とする構成となっている。

Bio Nature バイオ・ネイチャー

画像出典:https://www.jafca.org/colortrend/menswear/2021-22AW.html

サステナビリティや自然への敬意が深まる今シーズンを象徴するグループ。
自然を想起させるグリーン系カラーを中心としながらも、ケミカルで人工的なカラーニュアンスも登場しているのが特徴。

Sensory Blood センソリー・ブラッド

画像出典:https://www.jafca.org/colortrend/menswear/2021-22AW.html

殺伐とした社会にあって、人間らしさの追求、人種や個性を尊重するムードは益々高まりを示す。
“血液”の色をリードイメージとしたブラッドレッド中心のカラーグループ。

まとめ

本日は以下について解説しました

  • 流行色(トレンドカラー)はどうやって決まっているのか?
  • 日本の流行色(トレンドカラー)を知る方法
  • 今年の流行色(トレンアドカラー)について

流行色(トレンドカラー)は、あくまで参考程度にしておきましょう。
100%そのカラーが流行るのか?と言うとそうでもありません。
あくまで指針的な考え方です。

今日着るお洋服に迷ったな!って思うのであれば。
トレンドカラーを取り入れてみようかな?

みたいな使い方でも十分ですよ。

こう言うことについてもっと知りたいです。などあればコメントください♩

本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございます。

 

参考文献:
https://up-to-you.me/article/9425
https://online.dhw.co.jp/kuritama/how-to-determine-trend-color/
https://www.hiro5gmt.com/trendcolor-2022/
https://blog.members.co.jp/article/35350
https://fashion.oda.ac.jp/column/2054/
https://otokomaeken.com/mensfashion/6146
https://www.jafca.org/
https://www.pantone.com/

 

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