商店街のたい焼き屋は儲かっているのか?〜たい焼きビジネスを調査した〜

COLUMN(コラム)
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おはようございます。モウリです

あなたの住んでいる周りには「たい焼き屋」があったりしますか?

僕の住む近くの商店街には「たい焼き屋」があるのですが。
めちゃくちゃ繁盛しているイメージはないのですが、何年も生き残っている。
しかもチェーン店だからか、実家の近くにも同じ看板を目にします。

  • 果たして「たい焼き屋」は儲かるのか?
  • 儲かるのなら、なぜ「たい焼き屋」は増えないのか?

今日はそんな疑問にお答えしようと思います。
もしあなたが将来「たい焼き屋」を開業したい時。
また店舗ビジネスをしたい人などは参考にして頂ければと思います。

是非最後までご覧頂ければ嬉しいです。

「たい焼き」ビジネスは儲かるのか?

ざっくりなのですが。
「たい焼き屋」をオープンする際の開業資金と1ヶ月の売上を割り当ててみようと思います。

大きく分けて2つあり。

  • 店舗
  • キッチンカー

などで販売する方法があります。

本日は店舗で開業する場合を想定します。

開業費用について

ざっくりですが、大体500万〜800万円位が初期費用で必要と言われております。

  • 物件取得費 例:150万円
  • 内装工事費 例:200万円
  • たい焼き機・鉄板 例:50万円
  • 材料費用 例:20万円
  • 雑費(調理品・レジなど) 例:10万円
  • 広告費 例:10万円

今回のシミレーションでは、ざっくりですが440万円の開業資金でいきます。
家族経営を想定し、人件費や運転資金等は含めておりません。
上記を含めると、ざっくり800万円位はいきそうですね。

「たい焼き」の原価

たい焼き1個あたりの原価を算出していきましょう。
今回もざっくりですが想定原価を算出していきます。

  • 餡子 例:25円
  • ミックス粉 例:13円

「たい焼き」に使われる餡子を10kg 5,000円と想定します。
1つのたい焼きに使われる餡子は50g程度なので、10kgであれば200個程度のたい焼きが作れる事になります。
5000円÷200=1個あたりのたい焼きの餡子は25円程度と考えられます。

ミックス粉20kg 8,000円程度で考えます。
ミックス粉にもよりますが20kgであれば500~600個のたい焼きが作れると想定。
この他にも卵や他の材料を使用するケースもあるかと思いますが、ここでは考慮しません。
8000÷600=1個あたりのたい焼きに使われるミックス粉は13円程度と考えられます。

25+13=たい焼き1個あたりの原価は38円程度の計算になると思われます。
仮にたい焼き1匹の価格が120円とすると、その原価率は約31%程度となります。

あくまで上記はざっくりとした目安ですが、たい焼き1個あたりの原価率は概ね30%前後の原価率で製造されているように思います。
餡子や小麦・卵などは値上がりする可能性もある事から、今後原価がどのように変化していくのかは不透明な部分もあります。

1ヶ月の売上想定

ここではざっくりと1ヶ月の売上想定をしていきます。

1か月の売上想定

  • 1個:120円
  • 客数:80人
  • 客単価:360円
  • 25日営業
  • たい焼き売上:80人×360円×25日=720000円
  • 他メニュー(ドリンク等) 売上:50000円
  • 月商:720000+50000円=770000円
  • ※家族営業とする

1か月の経費想定

  • 賃料:12.5万円(面積5坪:坪2.5万)
  • 材料原価:231000円(原価率30%)
  • 人件費:0円
  • 水道光熱費:53900円(売上の7%)
  • 包材・消耗品等:23100円(売上の3%)

【売上合計】770000円-【経費合計】433000円=337000円

シュミレーションでは337000円の営業利益が見込める可能性があります。

ただし上記には人件費・広告費等が含まれていません。

もしアルバイト等を雇用するとなると当然に利益はかなり押し下がりますし、物件の取得費や工事費などで当初借入がある場合は更に利益は減ります。

上記はあくまでシュミレーションですが、たい焼き店開業では特に人件費がネックと考えられ、人件費を計上すると立地によっては厳しい経営状況も予想されます。

客単価は300~350円程度とまずまずな所。

たい焼き以外のサイドメニューで単価を上げるにも限界があり、やはり立地によってどれだけの客数が稼げるのかが、たい焼き屋開業の生命線ですね。

「たい焼き屋」の参入障壁

結論:効率的に運営する事が難しいから

JR中央線の阿佐ヶ谷駅から徒歩5分ほどのところにある「たいやき ともえ庵」オーナーの辻井さんのITmedia ビジネスオンラインのインタビュー記事を参考に探っていきます。

▽店主の辻井啓作さん▽


画像出典:https://urbanlife.tokyo/

一匹ずつ焼くことは、想像以上に非効率


画像出典:https://www.itmedia.co.jp/business/

行列ができる店であれば、ずーっと焼き続けなければいけません。
結果、売り上げはどんどん伸びていくわけですが、人があまり並ばない店はどうか。

たい焼きって、一匹焼くのに6~7分かかります。
一匹焼いている間に、次も次もといった形で、1分間隔で焼くことができる。
ですが、お客さんの列が途絶えたときは。
6~7分かかってしまうんですよね。

「たい焼きを食べたいなあ。ちょっと買っていくか」という気分になって注文したのに、「6~7分待ってください」と言われたら、どんな気分になりますか?

そうなんです。
6~7分も待ってもらうのは悪いので、在庫が必要なんですよね。
つまり、つくり置きをしなければいけません。
ただ、時間が経つと冷めてしまうので、おいしくなくなる。味が劣化してしまうので、店内ルールとして、焼けてから20分経ったモノは、売らないことにしました。

廃棄ロスによる売上低下懸念


画像出典:https://www.itmedia.co.jp/business/

当時、あんこもたくさん捨てていました。
「今日はこのくらい売れるかな」と見込んで、あんこをつくるわけですが、いつも100%的中するわけではありません。
廃棄量を少なくするために、1日2~3回にわけてつくることも考えたのですが、中野の店は2階建てでして、2階であんこをつくっていました。
そこで手を動かしていると、1階の作業を手伝うことが難しくなるんですよね。物理的に。

店の売り場は、基本的にワンオペにしたくありません。
焼く人は焼くことに集中して、売る人は売ることに集中してもらう。
となると、焼く人、売る人、つくる人の3人体制でなければいけません。ただ、売り上げのことを考えると、3人は雇えない。
といった事情があったので、当日の朝に、その日のあんこをつくって、店には焼く人、売る人を配置していました。
余ったあんこを捨てないという選択肢もありましたが、それはしませんでした。
なぜか?
捨てることに心は痛めていましたが、お客さんに、“おいしいたい焼き”を提供したかったから。
14年に、中野から阿佐ヶ谷に移転しました。
ここは1階に売り場とあんこをつくるスペースがあるので、人の配置などをうまく回すことができれば、捨てずに済む日もありました。
お客さんが少ない時間にあんこをつくって、忙しい時間帯には売り場を手伝ってといった感じで。
とはいえ、廃棄問題は完全にクリアしたわけではありません。
先ほど申し上げたように、焼いて20分経ったモノは捨てていました。
20分経ったモノを捨てるといったルールを設定したところ、どんな問題が起きたのか?
「商品を捨てたくないので、少なめにつくろう」というスタッフもいれば、「捨てるのは仕方がない。気にせずにどんどんつくろう」というスタッフも出てきました。
前者が担当すればチャンスロスが発生して、後者が担当すれば廃棄量がどんどん増える。

店のスタッフからは、このような声がありました。「廃棄する商品を揚げてみるのはどうでしょう?
いわゆる“揚げたい焼き”ですね。
それを販売すれば、売り上げは落ちません」と。
ただ、揚げてしまうと、あんこの水分が飛んでしまうので、おいしくありません。
この意見は却下したのですが、水分を飛ばしてもおいしく食べる方法があるのではないかと考えました。

話は少し変わりますが、個人的にたい焼きの皮が大好きなんですよね。
以前から「皮をたくさん食べることができないかなあ」と思っていまして、なんとかそうしたニーズを満たす商品ができないかとモヤモヤしていました。
たい焼きの廃棄量を減らしたい+皮をたくさん食べたい+水分を飛ばしてもおいしく食べる方法……を考えたところ、たい焼きを開くのはどうかといったアイデアが浮かんだんですよね。

“開き”直ることで、解決


画像出典:https://www.itmedia.co.jp/business/

捨てる予定のたい焼きを開き、そこに生地を流し込んで、プレス機でぎゅーっと圧縮するんですよね。
そうすることで、カリカリとした食感で、甘くて香ばしい商品ができました(たいやきの開き:350円)。
おいしいたい焼きをつくるために、あんこの水分をできるだけ保つようにさまざまな工夫しているわけですが、開きの場合、逆に水分を飛ばすようにしているわけです。

プレスした開きを2時間ほど乾かすことによって、カリカリになる。
そして、それを販売するといった流れですね。

賞味期限は、20分ではなく、2カ月! 
繰り返しになりますが、行列ができている店であれば、焼き続けることができるので売り上げは伸びる。
しかし、そうではない店はどのような問題が発生するのか?
在庫がどんどん増えて、利益がどんどん圧縮されてしまう。
また、スタッフは何もしない時間が増えていく。
このままではないけないということで、捨てていた商品を生き返らせる商品を生み出しました。

なかなか増えない一方で、「一丁焼きの店をやりたい。将来、自分の店を持ちたいので、働かせてください」といった声は多いんですよね。
例えば、夫婦2人で店に立って、忙しいときにアルバイトを雇うという形はできるでしょう。
ですが、自分がオーナーで、店長を雇うといった組織で運営しているところは少ない。

なぜか?
当店は一匹180円で販売しているのですが、そのくらいの価格の商品に、遠くからやって来る人はほとんどいません。
大半の人は「家の近所にあるから」「買い物をしていて、ついでに」といった理由で、購入しているんですよね。というわけで、店の前の通行量と、目立つ看板は非常に大事!

夫婦で店を切り盛りした場合、収入はどのくらい?

一般的な話になりますが、大企業で給料をたくさんもらえるところと比べると、少ないでしょう。
ただ、きちんと働けば、中小企業の平均給与よりもたくさん手にすることは可能でしょうね。

画像出典:https://www.itmedia.co.jp/business/

まとめ

本日はいかについて解説しました。

  • 「たい焼き」ビジネスは儲かるのか?→立地や経費によって売上変動がありそう
  • 「たい焼き屋」の参入障壁→廃棄ロスなど効率的に運営するのが難しい

個人的には、かなり難しそうなビジネスだな?と感じました。

やはり前線で戦っている方の意見が一番参考になりますね。
とはいえ、難しいそうと言う参入障壁があるからこそ。
ブルーオーシャンで、成功すれば実績が見込まれるでしょうね。

「たい焼き屋」。他にも店舗ビジネスを考えている人は参考にしてみてください。

本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございます。

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