5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本

COLUMN(コラム)
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おはようございますモウリです。

本日は、博報堂スピーチライター・クリエイティブプロデューサーである「ひきたよしあき」さん著書。
「5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本」を解説します。

この本は一言で言うと、「思いを言葉にする力」を身につける本です。

あなたはこんな悩みを持ったことないですか?

  • 考えても考えても、言葉にまとめることができない
  • とっさに何か聞かれると頭が真っ白になる
  • 君の発言はわからないと言われる

著者は、博報堂という広告会社で35年勤め。
これまでにコピーやCMを作る仕事をはじめ、会社の社長さんや政治家のスピーチを書く仕事など。
その商品やサービス、テーマに興味関心がない人をも巻き込む言葉を作る仕事を作っています。
また小学生から国の行政に関わる人たちまで、どんな世代の人たちにも伝わるような「短く、わかりやすく伝えるコツ」を日本中で教えています。

本書では、話すこと、書くことに劣等感を感じている人たちを救った珠玉の25のメソッドが書かれています。
今回はその中でも、4つピックしてお届けしようと思います。

この記事を最後まで見ると

  • ボキャブラリーが増えて、会話に詰まらなくなる
  • 相手の頭の中に、情景が浮かび上がるような説明ができる
  • 人を惹きつける説明ができる ようになります

ぜひ一緒に学んで行動していきましょう♩

なんでも「やばい」「すごい」「おもしろい」で片付けてしまう

形容詞をいったん自分の中から消そう
皆さんこんな言葉使ってないですか?
  • あの人「うざい」
  • これ「うまい」
  • マジ「やばい」

「臭い」「キモい」「やばい」は全部形容詞、「きらい」は形容動詞だから同じ言葉です。
形容詞とは、名詞をわかりやすくするために、情報を加える言葉を指します。

例えば、「みかん」と言う名詞に対して。
「美味しい」「すっぱい」「大きい」「丸い」なんて情報を加える言葉のことです。

実は、食べたら「おいしい」、きらいな人が近づいてきたら「うざい」、仕事が入ったら「面倒くだい」と、形容詞で自分の感想を述べているだけなんです。
それは受け身の姿勢で、起きた出来事にただ反応しているに過ぎない。

ではどうやって形容詞以外の言葉を思いつくか。
そのコツは3つあります。

  • 聴覚、味覚、視覚、臭覚、触覚などの五感を使って表現する
  • 自分以外の人の様子を交えて表現する
  • 自分の過去や思い出の中から探してくる

聴覚、味覚、視覚、臭覚、触覚などの五感を使って表現する

例えば、ホラー映画を見に行った場合。
「おもしろい」「やばい」とつい言いたくなる。
そこをグッと我慢して、「鳥肌が立った」「髪の毛が逆立つかと思った」「ちびりそうになった」などの自分の身体感覚で表す

自分以外の人の様子を交えて表現する

「一緒に映画を観ていた彼女は、ずっと目をつぶっていた」みたいに

自分の過去や思い出の中から探してくる

「私が過去に観た映画の中でも3本の指に入る怖さ」みたいに

 

こう言うトレーニングを積むと、自然に考えられるようになります。
何よりも大切なのは、形容詞を使わないって決めることです。

《ワーク》
みかんを食べた感想を「おいしい」で済ませるのではなく、なぜおいしく感じるのか、どうおいしいのか、食べたことで、自分はどんな気持ちになったのか、などを考えて言葉にしてみましょう

話していると自分でも何を伝えたいのかわからなくなる

「◯◯しばり」で要点を明確にして頭の中を整理しよう
皆さんこんな経験はありませんかね?
  • 話が長すぎる
  • 途中で何を話しているのかわからなくなる
  • 話がとっちらかって、収拾がつかなくなる

例えば、あなたが彼女に贈る誕生日プレゼントを考えるとき、漠然とネットで調べていたり、街を歩いていてもらちがあかないようね?

「彼女の好きなブランド」「長く使ってもらえるもの」「1万円以内」と制約を決めることで、素敵なプレゼントが見つかる。
センスのいい人の多くは、制約条件の設定がうまい人なんです。

カラオケの時に歌う曲を、「春うたしばり」「失恋ソングしばり」などにするよね?
あの要領で、人と話す時に、「今はこれだけを話す」と「しばり」をかけてみよう

「それにつきましてはユーザーのご意見から説明せさていただきます」
「宴会場の設定につきましては、1人5000円と言う金額で可能な場所の設定を話をさせてください」
「うん、今の話で君が聞きたいのは、『昨晩、僕がどこにいたか』と言うことだよね」

どこがポイントかを明確にして、それ以外は話さない。

さらに制約の他に大切なポイント

「主張はひとつ、理由は3つ」と言う原則
これが短く論理的に人に伝える極意です。
理由の3つの探し方はいろいろあるけど、主に「トレンド」「特製」「お得感」で考えると良い。
「私は、A社のアプリを導入提案します。理由は、私たちの多くのユーザーが利用し勢いがあること(トレンド)、操作性が高く、誰にでも簡単に扱えること(特製)、蓄えられたデータを私たちも利用できること(お得感)」
「色は赤。今年のラッキーカラー(トレンド)、彼女の暖色系のコートに合う(特製)、イタリア製の割には安い(お得感)
とっちらかった考えに「制約」をつける。
ひとつに主張が絞れたら、3つの理由をつけて語る。
かなり考え方が整理されるよ。

自分の発言に説得力を持たせるには?

物事の真意を知るために、「なぜ」を5回投げかけよう
根本の原因は、自分が無知なこと。
誰よりも深く知ることを考えよう。
そのひとつのメソッドとして、”トヨタ生産方式”の生みの親である元副社長の大野 耐一さんが考案した「5つのWHY」と言うものがある。
早速やってみよう。
例えば、「いまの部長が自分に合わない」とします。
  • 「なぜ合わないのか」→「若者が私一人だから」
  • 「なぜ若者が私1人だと合わないのか」→「周りの考え方が古臭いから」
  • 「なぜ考え方が古臭いと合わないのか」→「ネットに対する考え方が違うから」
  • 「ネットに対する考え方が違うとなぜ合わないのか」→「企画が通らない」

と考える。
すると、今の部長がつまらない根本は「企画が通らない」ところにあるんだ。なんて気づくわけです。

原則は、「WHY」の方は、バラバラと質問を変えずに、前の答えを受けて「なぜそうなのか」「どうしてそう言えるのか」をもっと深く考えてみよう!と追い込んでいくこと。

5つのWHYで核心に迫れば、言い逃れできない答えが見つかります

聞き手・読み手を引きつけるコツ

苦労や失敗談のネタを10個持とう
週刊誌やワイドショーを見ていて
  • ゴシップが多いなぁ
  • 人のプライベートなんて、どうだっていいじゃないか

と言う人も多いんじゃないかな?
それでも、この手の記事が無くならないのは、売れるからなんです。
つまり、みんなが興味を持って見ると言うことです。

人は人のプライベートに、最大限の関心を持つ。
これは人間の習慣です。
その人をよく知ることで、敵か味方かをを分ける。
この習慣をうまく利用することなんです。

プライベートば情報を効果的に開示することにy行って、その人に深く理解した気になってもらう。
「私だけに、他の人には教えないようなことまで教えてくれた」と思ってもらう。

これがうまくできるようになれば、人をぐっと引きつける話ができるようになります。

例えばNHKで以前やっていた「プロジェクトX」という番組。
企業の人たちがその商品を開発するまでの、失敗や苦労の連続を描いたドキュメント番組です。
この番組も、商品を作り上げるために人がどれほど涙を流したか、言い争いをしたかを描くことで、みんなが商品に興味を持ち、共感できるように作られている。

《ワーク》
生まれてから最近までの中で8つエピソードを探し出して、原稿用紙1枚程度にまとめてみよう。
学校生活、親との関係、1番の失敗談、1番の成功談、受験勉強、恋愛経験、趣味、旅行などなど、自分お人生の転機になったような事柄を体験談としてまとめる。

→この作業によって、「自分がどんな人間か」を自身で整理することができる。さらには、相手に自分を知ってもらいたい時に、いつでも使える武器になる

あとは、「このひと月にあったできごと」「今日のエピソード」の2つを用意。
全部で10個のエピソードを常に持っていれば、人と話す時に、ネタに困らない。

人は苦労話が好き。失敗や挫折を乗り越えた話に勇気付けられる。
反対に、成功物語、運良くラッキーなだけの話、自慢話は、嫉妬ややっかみを生むばかり。
面白くない。

人は他人の知らないエピソードに興味を持ちます。

まとめ

本日は以下の悩みを解決しました

  • なんでも「やばい」「すごい」「おもしろい」で片付けてしまう
  • 話していると自分でも何を伝えたいのかわからなくなる
  • 自分の発言に説得力を持たせるには?
  • 聞き手・読み手を引きつけるコツ

答えとしては

  1. 形容詞をいったん自分の中から消そう
  2. 「◯◯しばり」で要点を明確にして頭の中を整理しよう
  3. 物事の真意を知るために、「なぜ」を5回投げかけよう
  4. 苦労や失敗談のネタを10個持とう

本日は本書の25のメソッドの中から、4つご紹介しました。
どれも今日からでも実践できる話でしたね。

今回以外にご紹介仕切れていない使えるメソッド満載です。
気になる方は読んでみてはいかがでしょうか?

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