この春の天敵「花粉症」について原因と対策を解説

COLUMN(コラム)
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この春から悩ませる症状がありますよね?
それは「花粉症」!!

この「花粉症」と言う症状は、なぜ発症してしまうのでしょうか?
そして対策はないでしょうか?

本日は以下について解説します

  • 花粉症のメカニズムについて
  • 花粉症の原因について
  • 花粉症は生活の質を下げる
  • 花粉症対策とセルフケアについて
  • 花粉症は現代病ではない

最後まで見ていただくと、花粉症の原因と対策。
花粉症を和らげるヒントが得られますよ。

なぜ花粉症になってしますのか?
その原因を知れば、生活の質を向上させることができます。

一緒に見て行きましょう♩

花粉症のメカニズムとは?

春になると、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ」などの症状が出ますが。
スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じるアレルギー症状を「花粉症」と呼びます。
日本人のおよそ4人に1人が花粉症だと言われています。

菌やウイルスなどが体内に入ってきたとき、その異物を「敵」と捉えて体が反応して 「やっつけよう!」と「免疫抗体(IgE抗体)」を作ります。
この免疫抗体(IgE抗体)は、花粉に接触するたびにつくられるため、少しずつ体内に蓄積されていきます。

蓄積量があるレベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに、アレルギー反応を起こす「ヒスタミン」などの化学物質が分泌され、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」といった花粉症の症状を起こします。

去年までは全然大丈夫だったのに急に花粉症になった

これまで蓄積されていたIgE抗体が一定量に達してしまったからなんだ

花粉症を発症する原因とは?

ではなぜ花粉症の症状を発症してしまうのでしょうか?

主な原因はこの3つ

  1. 食生活
  2. 自律神経
  3. 排気ガス

一つずつ見て行きましょう。

食生活の乱れ

 

同じ地域に住んでいてもお年寄りは花粉症の有病率が低いんです。
それはなんでだと思いますか?

現代では、「スナック菓子」や「インスタント食品」「ジャンクフード」など。
私たちの食生活を満たす「食」が昔と比べて変化しました。
ジャンクフードなど、あまりなかった時代は和食の文化が根付いており。
この和食の中に、アレルギー体質になりにくい要素があるのではないか?と言われております。

自律神経の乱れ

 

ここ最近では、「自律神経」と言うワードをよく耳にします。

心と体の状態を活発にする交感神経と、心と体を休ませる副交感神経がうまくバランスを取りながら働いているおかげで、私たちの健康は保たれています。
このバランスが崩れると心身に支障をきたします。
これが、自立神経の乱れた状態です。

人間関係の悩みや仕事でのプレッシャーによる精神的なストレス、過労による肉体疲労の他、昼夜が逆転したような不規則な生活などが、自立神経の乱れの原因になるといわれています。

また現代人は、睡眠不足の人も多いと言われております。
「睡眠不足」も自律神経を乱す1つの原因です。

生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけることで花粉症が楽になるかもしれません。

排気ガスによる花粉症

花粉の飛散量が同じでも、排気ガスの多い地域の方が花粉症になる人が多いそうです。
排気ガスのなかに含まれる微粒子と一緒に花粉を吸いこんでしまうと、アレルギー反応が出やすくなると言われています。

また、アスファルトにも要注意です。
花粉が飛んでも土に吸収され、再び舞い上がることの少ない田舎と違い、アスファルトでは落ちた花粉が何度でも風に舞い上がり、空中を飛んでしまうので、花粉を吸い込みやすくなると言われています。

そのため、大きな道路の近くや都会に住んでいる人は普段からマスクをするなど特に注意が必要です。

花粉症の1番の敵は「QOL(生活の質)」の低下


画像:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000077514.pdf

「QOL」は、Quality of Life (クオリティ・オブ・ライフ)の略語です。
日本では「生活の質」や「人生の質」などと訳されています。

花粉症は日常生活にいろいろと悪影響を及ぼし、QOLを低下させます。
厚生労働省は花粉症専用の調査票を作り、花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎の人のQOLを調査していますが、QOLを低下させるものとして次の17項目を挙げています。
2005年の大量飛散時の調査では、「勉強・仕事・家事の支障」や「気分が晴れない」「ゆううつ」などに花粉症がもたらすQOLの低下を感じていました。

勉強・仕事・家事の支障他人との会話・電話の支障生活に不満足人とのつき合いの支障
思考力の低下睡眠障害精神集中不良まわりの人が気になる
記憶力の低下疲労新聞や読書の支障倦怠感
外出の支障いらいら感運動、野外生活の支障気分が晴れない

僕も花粉症で何も集中できないんです

花粉症対策セルフケアについて

ここでは、すでに花粉症の方向けの対策を4点ご紹介

  1. 掃除・洗濯をこまめに
  2. 外出時の服装
  3. 加湿器は良い
  4. 生活習慣を見直す

掃除・洗濯をこまめに

布団乾燥機や浴室乾燥などを利用。
布団を外に干す場合は花粉の少ない時間帯で短時間にし、取り込んだ布団に掃除機をかけましょう。

絨毯やカーテンには花粉が付着しやすいため、こまめな掃除。
帰宅時は衣服や髪に付いた花粉をよく払ってから家に入りましょう。 うがい、手洗い、洗顔をして鼻をかむこともお忘れなく。

※飛散の多い時間帯(午後 13 時頃)

外出時の服装

マスク・メガネはマストアイテム。
他には花粉のつきやすいウールなどは、なるべく身につけないようにします。

加湿器は良い

花粉の飛散量が少ない時間帯の換気にとどめましょう(昼過ぎや夕方は 飛散量が多くなります)。

空気清浄機を花粉が飛散している時期は24時間使用します。
とくに寝室の枕元に置くことで、睡眠中の症状を抑えることが期待されます。

加湿器は室内空間に舞う花粉を落と効果が。
空気清浄機は花粉とともに室内の空気をキレイにする効果もあります。

生活習慣を見直す

「花粉症の原因」の項目でもあげましたが。
現代病とも言われる生活習慣病。

「食生活」もだが、「自律神経」を整える事も花粉症対策の1つと言われています。
しっかりと健康的な生活を送るよう心がけましょう。

余談:花粉症は現代病ではない

花粉症の歴史は古く、紀元前1800年代のバビロニア(現在のイラク南部。チグリス川とユーフラテス川下流の地域)の呪文に、花粉症らしき症状が記されています。

紀元前460年ごろには古代ギリシャの医師ヒポクラテスが、花粉症と思われる病気について、「体質と季節と風が関係している」との記録を残し、紀元前100年ごろの古代中国の記録にも、「春にくしゃみ、鼻みず、鼻づまりが増える」とあります。

つまり、花粉症は現代病だと思われがちですが、古くから人々を悩ませてきた病気でした。

季節性アレルギー性鼻炎と花粉の関係が明らかになったのは19世紀です。
当時、イギリスでは夏になると風邪のような症状に悩まされる人が多くいました。
患者のほとんどが畜産に従事していて、症状が現れるのは牧草の刈り取り時期だったため、この症状は「hey fever(枯草熱)」と呼ばれていました。

その後、この枯草熱の原因はイネ科の牧草の花粉であることが突き止められました。
日本での最初の花粉症の報告例は、1961年のブタクサ花粉症です。
スギ花粉症は2年後の1963年、カモガヤが1964年、ヨモギが1969年と続き、現在までに60種類以上の花粉症が報告されています。

まとめ

本日は以下をご紹介しました

  • 花粉症についてのメカニズム
  • 花粉症になる原因
  • 花粉症はQOL(生活の質)の的
  • 花粉症対策のセルフケア
  • 花粉症は現代病ではない

花粉症は、アレルギー症状の1つです。

セルフケアの1つである。
「生活習慣の見直し」、「自律神経を整える」は、今日からでも改善できます。
この時期は、空気清浄機と加湿器があれば、少しは楽になります。

花粉症の人でも、数年後に治ったと言われる人も良く聞きます。
少しずつでが改善して行きましょう。

参考文献:
https://www.asahikasei-pharma.co.jp/health/pollen/what.html
https://www.ajha.or.jp/guide/22.html
https://www.ssp.co.jp/alesion/hayfever/
https://allergyportal.jp/knowledge/hay-fever/
https://www.kyowakirin.co.jp/kahun/about/about.html
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/ookubo.html
https://brand.taisho.co.jp/allerlab/articles/009/
http://ijn.or.jp/kame1/wp/wp-content/uploads/2014/01/news02_20140228.pdf
https://doctor-trust.co.jp/pdf/2017/10-kafun.pdf

 

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