なぜ東大生の2人に1人が「ピアノ」を習っているのか?

COLUMN(コラム)
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おはようございます。モウリです

本日はいつもとちょっと違った視点でお話ししようと思います。
あなたは人の習慣に興味がありますか?

 

例えば、作家の村上春樹さんは毎朝4時に目覚めて4時間執筆活動をした後に運動をする習慣がある。
作曲家のベートベンは、夜明け前に起きて毎朝コーヒー豆60粒を数えて入れて2〜3時頃まで仕事をしていたと言います。

人にはそれぞれ習慣があります。
今日はそんな習慣に関するお話をしたいと思います。

とわ言えただの習慣ではなく、東大生の習慣に焦点をあててお話できればと思います。

  • 東大生はどのような習慣を持っていたのか?
  • 自頭をよくする方法
  • 子育てに役立つ教育方法

などなど。

東大に合格する学生にはどのような共通点があったのでしょうか?
そんなお話ができればと思います。

とわ言え、僕自身東大生ではないので。
今日は 渋谷 昌三 (著) の『天才と呼ばれる人の習慣術』を参考に進めていこうと思います。

「天才脳」を育てる習慣術

現代の小学生は、通常2〜3つの異なるジャンルの習い事を組み合わせて行うことが一般的です。
一般的なパターンとしては、「運動系」と「文科系」の習い事に、学習塾などを組み合わせるケースが多いです。

2017年に行われた「ケイコとマナブ.net」の調査では、927人の小学生以下の子どもを対象にし、人気の習い事ランキングが以下のようになりました(小数点以下は切り捨て)。

  • 1位:水泳(40%)
  • 2位:英語・英会話(27%)
  • 3位:ピアノ(20%)
  • 4位:書道(14%)
  • 5位:学習塾・幼児教室(13%)

その他には体操クラブ、サッカー、そろばん、その他のスポーツ、ダンスなどが続きます。

一方、2018年9月に行われた現役東大生を対象としたアンケート調査では、以下の結果が得られました。

  • 1位:水泳(65%)
  • 2位:ピアノ(53.3%)
  • 3位:進学塾(46.7%)
  • 4位:サッカー(33.3%)
  • 5位:その他の学習塾(26.7%)

その他には書道、その他のスポーツ、そろばん、その他の音楽などが続きます。

子どもの習い事に関しては、さまざまな企業や団体がアンケート調査を行っており、結果はそれぞれにばらつきがあります。
ただし、どの調査結果でも共通している点があります。
それは、東大生の中には水泳とピアノを習っていた人が非常に多いということです。
特にピアノに関しては、一般の小学生の場合は4人に1人が習っていますが、東大生の場合はざっと2人に1人がピアノを習っているようです。

このことから、「ピアノ」と「頭のよさ」との関連性について考える余地があります。

「天才脳」を育てる習慣術~ピアノは脳機能を高め、地頭をよくする~

驚くべきことに、東京大学合格者数で常にトップの名門男子校である開成中学校では、約30年前からピアノを必修科目として取り入れています。
そして毎年行われる新入生を対象としたアンケートによると、男子校であるにもかかわらず、約40%の生徒がピアノを習った経験があると回答しているとのことです。
この事実にはさらなる驚きを感じます。
やはり、ピアノと知能の間には密接な関係があるのでしょう。

最近の研究により、ピアノが脳に及ぼす効果についてさまざまな発見がなされています。
人間性脳科学研究所の所長である澤口俊之氏によれば、「学術的に証明されている限りにおいて、ピアノほど脳に良い影響を与える習い事は他にない」とのことです。

ピアノを演奏するという行為は、非常に複雑かつ高度な活動です。
両手を同時に複雑かつ独立して動かさなければならず、また、鍵盤を弾く際には目が少し先の楽譜を先読みする必要があります。
つまり、少し前の「記憶」をもとに指を動かしているのです。

さらに、楽譜を読むためには「視覚」を使い、正しい音を出すためには「聴覚」が必要です。
また、鍵盤の位置や奥行を把握するための「空間認識能力」や、楽譜の中のさまざまな情報を処理する「情報処理能力」なども必要です。

そのため、ピアノを演奏する際には、脳のさまざまな部位が活発に活動するのです。
特に注目すべきは、少し前の記憶をもとに指を動かしたり情報を処理することで、前頭前野が活性化され、ワーキングメモリが効果的に鍛えられるということです。

ワーキングメモリは、一時的に情報を保持する「脳のメモ帳」とも言われ、日常生活において非常に重要な役割を果たしています。
例えば、人との会話の際に相手の言葉を一時的に覚えて適切な応答をするなどに使用されます。
ワーキングメモリは私たちが日常生活を送る上で欠かせない機能なのです。

実は、ピアノを日常的に演奏することによって、脳の活性化だけでなく、脳の構造にも劇的な変化が起きることが科学的に証明されています。

例えば、「脳の司令塔」とも称される前頭前野が構造的に発達し、右脳と左脳をつなぐ「脳梁」が太くなり、両脳のバランスが向上します。
また、小脳の発達によって運動機能や知的機能、感情的機能が高まり、海馬の成長によって記憶力が向上するなどの効果が見られるのです。

さらに、前述の脳科学者である澤口先生によれば、ピアノには人間性知能(HQ)の向上効果もあると言われています。
HQは前頭前野の働きによって生まれるものであり、「人間らしく生きるための能力」とも言われます。
主体性、独創性、やる気、集中力、好奇心、探求心、理性、思いやりなどの社会関係力に深く関わっており、ピアノ演奏を通じてこれらの能力が育まれるのです。

これらの研究結果からも明らかなように、ピアノは脳に対して非常に良い影響を与える習い事なのです。
その豊かな音楽表現と高度な技術要素が組み合わさったピアノ演奏は、脳のさまざまな機能を刺激し、発展させるのに効果的な手段となっているのです。

「水泳」は空間認識能力を鍛え、図形に強い脳をつくる

「小学生の習い事」の第1位と「東大生が子どものころに通っていた習い事」の第1位は、どちらも水泳という結果になりました。

水泳は、子どもの習い事の中でも常に人気があり、さまざまな理由から子供たちに選ばれています。
「体力がつくから」「学校の水泳授業で恥ずかしい思いをさせたくないから」「緊急時に必要なスキルだから」「喘息が改善されると言われているから」などの理由が挙げられます。
実際に、多くの母親が「子どもに習わせてよかったと思う習い事」として水泳を選んでおり、その人気ぶりがうかがえます。

冒頭のデータを見ると、一般的な小学生の約40%が水泳を習っています。
一方、東大生の約60%が子どもの頃に水泳を習っていたことが分かります。
つまり、東大生の3人に2人近くが子どもの頃に水泳を習っていたということになります。

この数字が意味するところは、水泳が身体的なメリットだけでなく、脳の空間認識能力を高める効果もあるということです。

空間認識能力とは、三次元空間における物体の位置や方向、形状、間隔、速度などを素早く正確に把握する能力のことです。
トップアスリートは古くからこの能力に優れていると考えられています。
例えば、野球ではバッターがボールの軌道を見極めてキャッチする必要がありますし、サッカーやテニス、バレーボールなどでも空間認識能力は重要です。

しかし、空間認識能力はスポーツだけでなく、学校の算数や数学においても重要です。
立体の展開図を描いたり、形状を想像する問題は空間認識能力の高さを要します。

水泳は水中で行われるスポーツです。
地上よりも水中は単調であり、自分がどこにいてどこに向かっているかを常に意識しながら体を制御する必要があります。
正確に競争相手との距離や速度の違い、ゴールまでの距離や適切な位置でのスプリントなどを正確に把握する能力、つまり空間認識能力を養うことになります。

アメリカでは、5000人の天才児を4年間にわたって追跡調査した「Study of Mathematically Precocious Youth (早くから数学の才能を開花させた子どもたちの研究=SMPY)」という研究があります。
この研究では、まず複数のテストを用いて子どもたちの知能を測定し、上位1%、0.1%、0.01%に入る500人の子どもたちを選出しました。
その後、大学進学状況や職歴などを追跡調査しました。

この調査から明らかになったのは、「早い段階から優れた能力を示す人ほど、将来的に成功しやすい」ということです。
また、空間認識能力についても、高い能力を持つ人ほど科学者や学者、連邦裁判官、上院議員、そして億万長者になりやすい傾向があることが分かりました。

興味深いことに、一般的に男性の方が女性よりも空間認識能力に優れているとされています。
これは、空間認識能力の高い男性がより広範な活動範囲を持ち、多くの女性と出会う機会が増え、子孫を残す確率が高まるためだと考えられています。
実際、アフリカの一夫多妻制の部族を対象に行われた研究でも、空間認識能力テストで高得点を獲得した男性ほど子どもの数が多いことが証明されています。

以上のことから、水泳は単に体力を鍛えるだけでなく、脳の空間認識能力を高める効果があることが分かります。そのため、子どもの習い事として水泳を選ぶことは、将来的な成功につながる可能性があるのです。

「空間認識能力」をアップする右脳の鍛え方

一般的に知られているように、人の大脳は大脳縦裂という深い溝によって左右に分けられ、それぞれが「右脳」と「左脳」と呼ばれる領域で異なった機能を担当していると考えられています。

「左脳」は言語や文字の認識、計算、数的推理、論理的思考などを司る役割を果たしています。読み書きや話すといった能力も左脳によって支えられています。

一方、「右脳」は図形や映像の認識や記憶、直感やひらめきといった能力を担当しています。また、空間上での位置や形状の正確な認識も右脳に関連していることが分かっています。

このように、空間認識能力を高めるためには、右脳を鍛える必要があります。
以下では、右脳を鍛えるいくつかの方法を紹介します。

右脳を鍛えるトレーニング

連想トレーニングでは、関連する単語を順に思い浮かべていくことで右脳を刺激します。
例えば、「青」から「空」、次に「雲」、そして「わたあめ」、最後に「お祭り」といった具体的な単語を連想していく方法です。

また、残像トレーニングでは、物や動物、人物などの対象物を心に思い浮かべ、細部まで鮮明にイメージします。このトレーニングは右脳の活性化に効果的です。

速読トレーニングでは、本を右上から左下へと目を移動させるようにして素早く読み進めます。
この方法を繰り返すことで、読解力と処理速度を向上させることができます。

工作トレーニングでは、折り紙や粘土、空き箱などを使って、自分が思い描いたものを具体的に形にしていきます。
このような手作業を通じて右脳を刺激し、空間認識能力を養うことができます。

これらのトレーニングは、「理工系の”ひらめき”を鍛える」という書籍で紹介されています(児玉光雄著)。

空間認識能力は、スポーツや空間図形の問題だけでなく、日常生活のさまざまな場面で重要です。
絵を描く、自転車に乗る、バランスをとる、本を読んでイメージする、時間の把握、手順の考え方など、様々な活動において必要な能力です。

空間認識能力が優れている人は、キャッチボールが上手くなったり図形の問題に強くなったりするだけでなく、計画を立てたり効率的に学習したりする際にも優位に立つことができます。

「図鑑」が東大合格を引き寄せる

2010年に放送された『Mother』に出演し、その切ない演技と可愛さで一躍子役のスターとなった芦田愛菜ちゃんは、2017年に東京の有名私立中学校に合格しました。
彼女は6年生の夏休みから本格的な受験勉強を始め、偏差値70を超える超難関校に合格したことで注目を集めました。
愛菜ちゃんはドラマの撮影現場でも勉強に励み、いつも静かな楽屋で集中していたのです。

彼女はまた、読書好きとしても知られており、6歳の誕生日にもらった図鑑をきっかけに図鑑にハマりました。
愛菜ちゃんの図鑑は多くの東大生が持っていたものとしても注目されています。
図鑑は知育や学力アップに役立つことが周知の事実ですが、それを活用できている人はどれくらいいるのでしょうか。

一部では、子どもが図鑑に興味を持っていないという声も聞かれます。
ただ単に買ってみたがために子どもに読ませようとしても、興味が湧かないこともあります。
そこで、図鑑を活用するためには工夫が必要です。

まずは「置き場所」を工夫しましょう。
図鑑を子どもの部屋の本棚に並べるのではなく、リビングに置くことで気軽に開くことができます。

次に「置き方」も考えましょう。
必要な図鑑をその日の予定や気分に合わせてダイニングテーブルなどに置くことで、開くきっかけを作ることができます。
例えば、次の休みに海に行く予定があれば 『海の生き物図鑑』を、台風が近づいている日には『天気の図鑑』を、満月の日には『宇宙の図鑑』を置いておけば、図鑑を開くきっかけになる。

さらに、「使い方」にも工夫があります。
図鑑は汚しても構いません。
興味のある部分に付せんを貼ったり、マーカーで印をつけたり、自由に書き込んだりすることでオリジナルのページが増え、愛着も湧きます。
また、探し物ゲームとして図鑑を活用することも有効です。
例えば、ゾウを探して何秒で見つけられるか競うゲームなど、子どもの興味を引く方法を取り入れてみましょう。

以上のように、図鑑を活用するためには置き場所や置き方、使い方に工夫が必要です。
芦田愛菜ちゃんのように、努力と集中力を持って図鑑を活用することで、学力向上や知識の拡大につなげることができるでしょう。

「レゴ」の驚くべき教育効果とは?

2018年3月、従来から語り継がれてきた「レゴ神話」が実話に近づく一歩を踏み出しました。
レゴとは、プラスチック製の組み立てブロック玩具で、一部では「レゴで遊ぶと頭が良くなる」という噂が広まっています。
この噂を検証するために、日本のレゴ販売元であるレゴジャパンが調査を行いました。

調査の対象は東京六大学の卒業生で、各大学から100人ずつ選ばれました。
調査の内容は「子供の頃にレゴで遊んだかどうか」であり、そのうち3人の東大生を対象に「レゴブロックの影響」についてのアンケートも行われました。

調査の結果は以下の通りです。

【レゴで遊んだ人の割合】

  • 東京大学: 67.8%
  • 慶應大学: 66.7%
  • 早稲田大学: 60.9%
  • 立教大学: 69.1%
  • 法政大学: 67.9%
  • 明治大学: 67.0%

また、レゴブロックの影響についての回答では、約半数の人が「集中力」「創造力」「空間構成力」「目的達成力」が身につくと回答しました。

これにより、「レゴで遊ぶと頭が良くなる説」が本当だったことが明らかになりました。
一流大学出身者の多くが子供の頃にレゴで遊んでいたという事実からも、レゴが子供の知育に効果があることは間違いありません。

実際に、レゴの知育効果については肯定的な意見が多くあります。
先のアンケートでも、東大生たちが回答したように「集中力」「創造力」「空間構成力」「目的達成力」が身につくという意見が多数寄せられました。
特に注目すべきは、「問題解決能力」が鍛えられるという見解です。

問題解決能力とは、目標を達成するためにどうすればいいかを考える能力であり、現代社会で非常に重要な能力とされています。
転職コンサルタント119人を対象に行われた別の調査でも、「出世できない人に共通する仕事の進め方や取り組み方」についてのアンケート結果から、問題解決能力の低さが出世の妨げとされました。

なぜレゴで遊ぶと問題解決能力が鍛えられるのでしょうか。
例えば、レゴで飛行機を作る際に左右の翼の位置がずれてしまうという問題が発生したとします。
この問題を解決するためには、まず問題を認識する必要があります。
そして、なぜ翼がずれるのかを分析し、最終的にはどうすれば翼の位置を修正できるかという解決策を考える必要があります。
このような問題解決のプロセスをレゴの遊びの中で体験することができるのです。

ちなみに、レゴには無限の創造力が詰まっており、例えば4つのポッチが2列に並んだ基本的なレゴパーツが6つあれば、なんと91億5103万765通りの組み合わせが可能です。

以上のように、レゴの知育効果については肯定的な意見が多くあります。
レゴで遊ぶことで集中力や創造力、問題解決能力などが養われるとされており、その無限の創造性が子供たちにとって非常に有益であることが示唆されています。

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「リビング学習」は本当にいいのか?

2017年に『AERA with Kids』が行った調査によると、「リビング・ダイニングで勉強する小学生」の割合が全体の約8割にも達していたことが明らかになりました。
この数年間で、「リビングで勉強すると学力が上がる」という話題がメディアで頻繁に取り上げられるようになり、現在ではリビング学習が自宅学習の標準的な方法として広まっているようです。

このような状況を考えると、次に紹介するアンケート調査結果はどのように解釈すべきでしょうか。
それは、「東大生の8割が子ども時代にリビングで勉強していた」というものです(2016年『Como』編集部調べ)。

このアンケート結果からは、多くの東大生がリビングで勉強をしていたことが分かりますが、リビングで勉強していたのは東大生だけではありません。
したがって、「リビングで勉強すると学力が上がる」という説に対して疑問が生じる可能性があります。

ただし、考えるべきは、遊びたい盛りの小学生にとって、どこで勉強するかという点において「勉強する」という意識を持つこと自体が大切なのです。
普通の人々は、「リビングで勉強するだけで学力が上がるのではないか」と考えがちですが、それでは話が進みません。

実際には、リビング学習には以下のようなメリットがあります。

  • わからないことをその場で質問・解答できる。
  • 勉強しているかどうかがわかる。
  • 他人の目があるため、勉強しなければならないという気持ちになる。
  • 同じ空間に他人がいることで安心感が生まれる。

しかしながら、どんなに素晴らしいことであっても、方法を誤ると効果が半減し、逆効果になることもあります。

リビング学習で避けるべきNG行為は以下の通りです。

  1. 親が口出ししすぎること。 「そんな問題もわからないの?」「字はていねいに書きなさい」「姿勢が悪いわよ」「ほらほら、集中して」などと言ってしまうことは避けましょう。近くにいるとつい子どもの様子に目がいきますが、それは逆効果になる可能性があります。子どもが監視されていると感じると、集中力が低下することもあります。親は監視ではなく、見守りの気持ちで接することが大切です。
  2. 兄弟姉妹と比較すること。 兄弟姉妹と一緒にリビングで勉強する場合、どうしても二人の進捗を比べてしまいがちです。「お兄ちゃんはもうあんなに進んでるわよ」「あなた、妹に負けてるじゃない」といった比較的な言葉を使うことは避けましょう。リビングで二人が並んで勉強していると、兄弟の違いが目立つものです。比較された方は嫉妬心や劣等感を抱き、比較された方になった兄弟は傲慢になる可能性があります。

リビング学習を快適にするためのアイデアもあります。

  • 学習セットはコンパクトにまとめてリビングに置くこと。
  • ダイニングテーブルで勉強する場合は、足置きを用意すること。
  • カーテンなどで仕切りを作ることで、学習スペースを切り離すことができます。

以上のように、リビング学習にはメリットがありますが、適切な方法で行わなければ効果が半減したり逆効果になることもあります。

「天才」を育てる母親の共通点とは?

大学院生と現役東大生を対象に行ったアンケート調査によれば、「最終学歴」を尋ねた質問に対して、父親の77.5%と母親の60%が四年制大学卒業であると回答しました。

さらに、両親の出身大学については、京都大学をはじめとする国立大学や私立の上位校が多く見られました。

この結果からは、「遺伝の影響が大きいのかもしれない」と受け取ることもできますが、「ただそれだけではない」とも考えられます。

つまり、遺伝だけでなく育ち方も重要な要素であると言えます。
たとえ優れた遺伝子を持っていても、何も行動を起こさなければ東大に入学することはできません。
逆に、遺伝子的には期待ができなくても、育ち方や環境、努力の仕方次第で東大に合格することも可能です。
つまり、「どのように育つか」という点が重要であり、親としては「どのように子供を育てるか」が大切なのです。

次に、アンケートの中で「母親・父親はどういう人ですか?」という質問に対する回答を見てみましょう。
母親については62.5%の人が「優しい」と回答しました。
一方、父親については53.3%の人が同様の回答をしました。

また、「母親とよく話をするか?」という質問に対しては、75.1%の人が肯定的な回答をしました。
同様に、「父親とよく話をするか?」という質問には62.6%の人が「はい」または「どちらかといえばはい」と回答しました。

以上の結果から、東大生は親子関係が非常に良好であることがわかります。

また、少し古い調査ですが、2008年にベネッセ教育総合研究所が公立小学校の5年生を対象に行った調査でも、親子関係と学力(国語学力)の間に相関関係が見られました。

具体的な設問は以下の通りです。

  • 家族で一緒に食事をする
  • 親に褒められる
  • 一日の出来事を話す
  • 親に勉強を教えてもらう
  • 親子で遊びに行く
  • 学校や地域の行事に家族が参加する
  • 親に自分の考えをじっくり聞いてもらえる
  • 学校での勉強について話をする
  • 親に厳しく叱られる
  • 心配なことを親に相談する
  • 宿題をやるように注意される
  • 親に反抗する

これらの12項目を使用して成績上位層(A層)と下位層(B層)に分け、アンケート調査が行われました。

その結果、A層では「親に厳しく叱られる」や「宿題をやるように注意される」といった2項目を除くすべての設問で高いポイントを示しました。

特に、「学校での勉強について話をする」ではA層が70.5%、B層が57.0%となり、 「一日の出来事を話す」ではA層が86.5%に対し、B層は76.0%となりました。

会話の多い良好な親子関係のもとで、子供は大人の言葉や知識を吸収し、親の世界に対する好奇心を育むことができるのです。

この調査で興味深いのは、「親に反抗する」という設問に対する回答です。
A層の方がB層よりも多く「はい」と回答しました。
単純に考えると、逆の結果が予想されるかもしれませんが、実際には、親との関係性が安心感を与えるために、子供が親に反抗し、それを素直に回答できるのです。

まとめ

本日は以下について解説いたしました。

  • 「天才脳」を育てる習慣術→東大生の中には水泳とピアノを習っていた人が非常に多い
  • 「天才脳」を育てる習慣術~ピアノは脳機能を高め、地頭をよくする~→ピアノは脳に対して非常に良い影響を与える習い事
  • 「水泳」は空間認識能力を鍛え、図形に強い脳をつくる→空間認識能力についても、高い能力を持つ人ほど科学者や学者、連邦裁判官、上院議員、そして億万長者になりやすい傾向がある
  • 「空間認識能力」をアップする右脳の鍛え方→連想トレーニング、残像トレーニング、速読トレーニング、工作トレーニングなどが挙げられる
  • 「図鑑」が東大合格を引き寄せる→東大生の多くは図鑑を持っていた
  • 「レゴ」の驚くべき教育効果とは?→「集中力」「創造力」「空間構成力」「目的達成力」が身につく。特に注目すべきは、「問題解決能力」が鍛えられる
  • 「リビング学習」は本当にいいのか?→東大生の8割が子ども時代にリビングで勉強していた
  • 「天才」を育てる母親の共通点とは?→東大生は親子関係が非常に良好である

本日は習慣に焦点を当てて、東大生の習慣をご紹介しました。
参考にした本書には他にも、トップアスリートの習慣や。
芸術家の習慣など、様々な天才の習慣を書いております。

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