こんにちは。
先日このようなツイートをしました。
本日はこのツイートをもう少し深掘りしていこうと思います。
皆さんも一度は、乾燥機にかけて失敗したことあるんじゃないでしょうか?
「あれ?縮んだ?」とか(笑)
今日はそんな悩みを解決できますよ。
乾燥機にかけたらどのような服が縮むの?
乾燥機にかけると縮む素材には、どのようなものがあるのだろうか。
ここでは乾燥機にかけないほうがいい素材を紹介します。
なお、乾燥機にかける前には必ず衣服の洗濯表示を確認しましょう。
「タンブラー乾燥はお避けください」などと記載してあれば、乾燥機には入れないほうがいいです。
綿や麻などの天然素材
とくにニットは編み目が大きいため、急速に乾燥させることで編み目の隙間が詰まってしまい、縮むことが多い。
これらの天然素材を使ったニットは乾燥機にはかけない方が良いです。絹に似せて作られたレーヨンも、同様に縮みやすい性質があります。
レーヨンは絹に近い手触りで光沢があり、オシャレ着やジャケットなどに使われることが多いです。
基本的に「天然素材やオシャレ着は縮みやすい」と覚えておくといいです。
ナイロンやポリウレタン
ウィンドブレーカーやスキーウェアなどに使われるナイロンは、熱に弱く乾燥機にかけると縮みやすいです。
また、合皮製品や伸縮性の高い衣類に使われやすいポリウレタンも、熱に弱い性質があるんです。
乾燥機にかけてもいい素材は?
ポリエステルは世界中で幅広く使用されており、ポリエステルでできた衣服を持っている方も多いはず。
ポリエステルは熱や摩擦に強く、乾燥機に入れても縮む心配が少ないです。
アクリルも同様に縮みにくいが、乾燥機にかけると静電気が起きやすくなる性質があります。
乾燥機にかけて縮んでしまった服を元に戻す方法はある?
大切な服を誤って乾燥機にかけ、縮ませてしまった場合は非常にショックですよね。
しかし、縮んでしまった服がニットであれば、元に戻す裏ワザもあるんです。
自宅でできる方法なので、ぜひ試してみてほしいです。
縮んでしまったニットを戻すにはトリートメントが効果的!
トリートメントに含まれる「ジメチコン」という成分が有効なので、それらが入っているものを選ぶといいです。まずは洗面器などにたっぷりのぬるま湯を入れ、トリートメントをワンプッシュして溶かします。
このときにトリートメントの量が多すぎると、ニットがベタベタしてしまうので気をつけてください。
ぬるま湯の中にニットを浸け、全体的に液が浸透したら取り出して、手で軽く押して絞りましょう。
あとは形を整えて乾かすだけ。
ハンガーなどに干すとニットが伸びてしまうので、平干ししましょう。
それでも戻らない場合は?
乾燥機で化学繊維や綿のニットが縮んでしまった場合は、この方法ではうまく戻らない可能性も高いです。
その場合は、アイロンのスチーム機能を使ってみましょう。
広げたニットにアイロンを近づけ、少し離した状態でスチームを当てる。
スチームをたっぷり含ませたらニットをやさしく引っ張り、大きさを戻していこう。
縮むと困るものは浴室乾燥機を
縮むと困る衣服は、乾燥機ではなく「浴室乾燥機」で乾かすといいです。
浴室乾燥機の風は、乾燥機ほど高温ではないです。
ほどよい温風でじっくり乾かすことで、繊維が縮むことが少なく、傷みにくいです。
そのうえハンガーに干したまま乾かせるので、繊維の組織を押し潰すことがないんです。
縮む素材の衣服を早めに乾かしたいときは、浴室に干して浴室乾燥機をつけるのがおすすめです。
ポリウレタン生地の特徴とメリット
ポリウレタンは、1940年頃ドイツで開発された、5~10倍の伸縮性を持つゴムのような生地です。
合成皮革のコートや、伸縮性のある衣類やスポーツウェアに使われているのがポリウレタンです。
フェイクレザーといわれることもあり、皮のような質感に見えるのに安く手に入れられるということで人気が高まっています。
フェイクレザーのバッグやブルゾンなら、本革製品より手に入れやすい価格です。
ユニクロの大人気シリーズであるデニムパンツやヒートテック製品にも使われている素材です。
伸縮性のある素材で用途は様々
ポリウレタンは、天然ゴムの代替品として開発されたものです。
正式名称はスパンデックスと呼ばれます。
伸縮性があるうえ、天然ゴムの5倍~8倍の強度がありますので、ポリウレタンを2~3%配合したデニムは、買ったその日から伸びて身体にフィットし、履きやすいのです。
また、伸縮性があるためしわになりにくいというメリットもあります。
ストレッチが効いていて強度もあるので、スポーツウェアをはじめ下着、レオタード、ガードル、水着、靴下、ストッキングなどにも多く使われている素材です。
軽くて乾きやすい
ポリウレタンの良い点はまだまだあります。
お洗濯して乾くまでの時間が早いということです。
これは天気の悪い日や、部屋干しするときには特に嬉しいメリットですね。
軽くて乾きやすいので、洗濯して着回せますので旅行のときに持っていく衣類としても重宝します。
ポリウレタンの軽さは、バッグやシューズに採用されています。
衝撃強度が高い
後ほどご紹介しますが、縦・横の引っ張りに強いちぎれにくい性質を持っています。
抗張力が高いため、シューズのインソールや保護カバーやケースの素材としても採用されています。
他の素材と混ぜて使うことができる
コットンをはじめ、レーヨン・ポリエステルの異素材との相性も良いので、様々な素材と配合されています。
また、バッグの内部コーティングや革風のパンプスなどにも生かされています。
ポリウレタン生地のデメリット
伸縮性もある上に丈夫なポリウレタン、悪いところはないように思えるほど優秀な生地ですがそのデメリットをご紹介します。
水に弱い
ポリウレタンは、水に弱い性質を持っています。ポリウレタン製品は、製造したそのときから空気中の水分に反応し加水分解が始まり、その製品寿命は2年~3年といわれています。
ポリウレタンが配合されたジャケットやバッグの表面が、ぽろぽろ剥がれてきた経験はありませんか?
空気中の水分で劣化してしまった結果です。
湿度・温度の変化に弱い
水分に弱いので、湿気や温度変化にも弱いデリケートな生地です。温風で乾かす乾燥機にかけると必ずと言っていいほど縮んでしまいますので、お気をつけください。
紫外線に弱い
水、湿度に弱いポリウレタンは紫外線の刺激にも弱いのでお洗濯の際も注意が必要です。
春~夏の紫外線はかなり強いので、部屋干しか影干しをして大切に扱いましょう。
ポリウレタン100%の衣類は劣化が早い
ポリウレタンの弱点が色々ありましたね。
ポリウレタン配合比率が5%くらいならまだ良いのですが、100%ともなると劣化がさらに早くなります。
着用していても、しまっていても毎日劣化が進みます。
ポリウレタン100%、もしくは配合比率が高い製品はダメになるのが早い性質だと理解したうえで購入しましょう。
ポリウレタンの洗濯方法
ポリウレタン生地でできた衣類の多くは洗濯機にかけることができますが、水洗い不可のものもあるため、洗濯する前にはまず洗濯表示を確認しておきましょう。
洗えない場合もあるので要注意!
ポリウレタンは劣化が早い素材です。特に生地の表面をポリウレタンでコーティングされているフェイクレザー製品などは、コーティングがはがれて表面がひび割れたり、湿度によってベタつきが出ることがあります。ポリウレタンの劣化が進んでいるときは自宅での洗濯は控え、クリーニング屋さんに相談することをおすすめします。
洗濯機で洗える場合の洗い方
①洗濯ネットを使用する
他の衣類との摩擦を避けるために、汚れの部分が外側になるように服をたたみ、洗濯ネットに入れます。ネットを使用しない場合も、衣類のファスナーやボタンはきちんと閉じて洗濯機に入れましょう。こうすることで洋服のねじれを少なくすることができますよ。
②デリケートコースでやさしく洗う
衣類を入れた洗濯ネットを洗濯機に入れます。洋服に与えるダメージを軽減させるために、少量の水でやさしく洗うことができるデリケートコース(ドライコース、手洗いコース)を選択するようにしましょう。
③中性洗剤を使う
素材を傷めにくいおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使います。また、ポリウレタンは塩素に弱い素材なので、漂白剤は絶対に使用しないようにしましょう。
④短時間で脱水する
脱水に時間がかかると繊維が絡まり衣類が縮んでしまう可能性があるので、長くても1分以内に設定しましょう。脱水が終わったら時間を置かず、すぐに干すことで衣類のしわや型崩れを防ぐことができますよ。
手洗いで洗える場合の洗い方
①洗浄液をつくる
洗面台などに30℃以下のぬるめの水をはり、水量に合わせておしゃれ着洗い用の中性洗剤を溶かします。
②手で押し洗いする
洗浄液に衣類をつけて、5分ほど手のひらで優しく押し洗いし、汚れを溶かしていきます。
③すすぐ
2〜3回きれいな水に入れ替え、衣類についた洗剤を洗い流していきましょう。ポリウレタン素材は水に弱いので、汚れを落としたいからといってつけ置き洗いも厳禁です。
④デリケートコースで脱水する
軽く水を切ったら、洗濯機の場合と同様に、たたんで洗濯ネットに入れます。手洗いの場合もデリケートコースを選択し、短時間で脱水します。
水洗いができない場合
洗濯表示に「水洗い不可」マークがついているものは家で洗濯できませんが、少しの汚れであれば家でも簡単にきれいにすることができるのです!
「水洗い不可」でも大丈夫!家で簡単にできる汚れ落とし法
まず、汚れている部分を濡れた布やタオルで叩くように拭きます。ひどい汚れには薄めた中性洗剤を使って拭いてもかまいませんが、洗剤が残らないように清潔な布で水拭きをしておきましょう。最後に衣類に湿り気が残らないようにしっかり乾かせばOKです!
おすすめの洗濯洗剤
『エマール』(花王)
洗うたびに形を整える「カタチコントロール洗浄」で、洗濯ダメージを与えずに汚れや臭いをしっかり落としてくれる中性洗剤です。生地の繊維をしなやかに洗い上げ、衣類の型崩れを防ぎます。
『アクロン』(ライオン)
洗いながら衣類の形を整えてくれるおしゃれ着用洗剤です。泡切れが良いため洗浄成分が衣類に残りにくいため、洗濯機のデリケートコースを選択した場合、すすぎは1回で大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか?
普段何気なく使っているモノや衣類に、ポリウレタンが使われているのが分かりましたね。
性質が知るとどのように扱ったらいいか分かってきますので、もしボロボロになったら割り切って処分しましょう。
着心地を向上させたり、機器を保護する素材やスポーツウェアなど私たちの生活に欠かせない素材といっても過言ではありません。
劣化が早く寿命が短いのが難点ですが、その分低価格で革風のジャケットを着られると考えたらお得かもしれません。
お洗濯や湿気に注意しながら扱うことで劣化を防ぐことができますから、デリケートなポリウレタン製品を、大切にしながら賢くおしゃれを楽しみましょう!
参考URL:https://www.solotex.net/column/poriuretan-kansouki/http://koi-lovely.com/b212005291/https://www.olive-hitomawashi.com/living/2020/02/post-2669.htmlhttps://araou.jp/article/7416https://www.gunze.jp/kigocochi/article/k202012_04.html
最後までご覧いただき誠にありがとうございます♪
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