
おはようございます、モウリです。
気づけば9月。
10月から始まる下半期(会計年度ベース)を目前に控えた、上半期の締めくくりの時期です。
この時期、上半期を振り返ってみると、こんな気持ちになっていないでしょうか。
- 年始に立てた目標、正直あまり覚えていない
- 忙しさに流されて、気づいたら半年が過ぎていた
- 手帳は買ったものの、途中から白紙のページが増えている
その感覚、よくわかります。
日々の仕事に追われていると、目標を立てたこと自体を忘れてしまうのは、決して珍しいことではありません。
ただ、下半期を目前に控えた今だからこそ、一度立ち止まって振り返る価値があります。
実は、手帳を使うと、思っている以上にシンプルに振り返りを進められます。
「達成できたこと」「できなかったこと」「環境の変化」という3つの視点で書き出すだけで、次の半年の方向性が見えやすくなります。
今回は、手帳・システム手帳を使った振り返り術と、下半期の目標設定の進め方をご紹介します。
あわせて、振り返りに使いやすいアイテムも紹介しますので、この機会に自分に合った手帳の使い方を見つけてみてください。
なぜ9月に「振り返り」をするといいのか

結論からお伝えすると、9月は多くの企業にとって「上半期の締めくくり」にあたる、振り返りに適したタイミングです。
なぜそう言えるのでしょうか。理由は大きく3つあります。
- 3月決算(4月始まり)の企業が特に多く、9月が上半期の最終月にあたる
- 10月から下半期が始まるため、9月は次の半年に向けた準備期間として活用しやすい
- 夏が終わり秋を迎える季節の変わり目は、気持ちを切り替えるきっかけになりやすい
具体的に見ていきましょう。
上場企業の多くをはじめ、多くの日本企業では4月を年度の始まりとしており、上半期は4月から9月、下半期は10月から3月という区切りが一般的です。
つまり9月は、上半期の成果を振り返り、下半期に向けて仕切り直すのに、ちょうど良いタイミングにあたります。
また、10月から下半期がスタートすることを考えると、9月のうちに振り返りを済ませておくことで、下半期のスタートを迷いなく切ることができます。
逆に、振り返りをしないまま下半期に突入すると、上半期と同じような課題を抱えたまま、また半年を過ごしてしまう可能性があります。
さらに、暑さが落ち着き秋を迎える季節の変わり目は、気持ちの面でも切り替えのきっかけになりやすい時期です。
新しい季節の始まりに合わせて、手帳を開く習慣を作ることで、振り返りそのものが続けやすくなります。
以上を踏まえると、9月は「会計年度の区切り」と「季節の変わり目」という2つの意味で、振り返りに適したタイミングです。
次の章では、上半期を振り返るときに意識したい3つの視点を紹介します。
上半期を振り返るときの3つの視点

結論から言うと、上半期を振り返るときは「達成できたこと」「達成できなかったこと」「環境の変化」という3つの視点で書き出すと、振り返りが整理しやすくなります。
なぜこの3つが重要なのでしょうか。
理由は、この3つを分けて考えることで、成果と課題、そして自分ではコントロールできなかった要因を、それぞれ切り分けて捉えられるからです。
- 達成できたこと:目標に対する進捗や、得られた成果
- 達成できなかったこと:目標との差分や、うまくいかなかった要因
- 環境の変化:異動・業務内容の変化など、目標設定時から変わった前提条件
具体的に見ていきましょう。
まず、達成できたことは、たとえ小さな成果であっても書き出しておくことが大切です。
忙しい日々の中では、達成したこと自体を忘れてしまいがちですが、振り返りの中で言語化することで、自信や次への意欲につながります。
次に、達成できなかったことです。
大切なのは、できなかった事実を責めるのではなく、「なぜできなかったのか」という要因を分解して考えることです。
時間が足りなかったのか、優先順位が違っていたのか、あるいは目標設定自体に無理があったのか。
要因によって、次に取るべき対策も変わってきます。
そして見落とされがちなのが、環境の変化です。
年始に立てた目標は、その時点での状況をもとに設定されています。
半年の間に部署異動があったり、担当業務が変わったりしていれば、目標そのものを見直す必要がある場合もあります。
目標が達成できなかった原因が、自分の努力不足ではなく、環境の変化によるものだったと気づくこともあります。
達成できたこと・できなかったこと・環境の変化という3つの視点で書き出すと、上半期の振り返りに偏りが出にくくなります。
次の章では、この3つの視点を踏まえたうえで、実際に手帳へどう書き込んでいくか、具体的な方法を紹介していきます。
手帳を使った振り返り・目標設定の具体的な方法

結論からお伝えすると、手帳を使った振り返りは「KPT法」という3つの観点を使い、そこから次の半年の目標を「SMART」という基準で書き出すと、迷わず進められます。
ここでは、実際に手帳へ書き込む形で、4つのステップに分けて紹介します。
STEP 1:見開き1ページに、上半期を振り返るスペースを作る
手帳やノートの見開き1ページを使い、上半期の振り返り専用のページを作ります。
手書きにすることで、考えながら書く時間を作りやすくなるとも言われています。
STEP 2:KPT法で、上半期の出来事を3つに分類する
KPT法とは、「Keep(継続すること)」「Problem(課題)」「Try(次に挑戦すること)」という3つの観点で振り返るフレームワークです。ページを3分割し、それぞれの欄に上半期の出来事を書き出していきます。
- Keep(継続すること):うまくいった習慣や取り組みで、下半期も続けたいこと
- Problem(課題):うまくいかなかったこと、改善が必要だと感じたこと
- Try(次に挑戦すること):Problemを踏まえて、下半期に試してみたいこと
前の章で紹介した「達成できたこと」はKeepに、「達成できなかったこと」はProblemに、それぞれ書き込んでいくとスムーズです。
「環境の変化」については、KeepやProblemの余白に補足として書き添えておくと、後から見返したときに状況を思い出しやすくなります。
STEP 3:Tryをもとに、下半期の目標を「SMART」で具体化する
STEP2で書き出したTryの中から、下半期に特に取り組みたいものを1〜3個選び、SMARTという基準で具体的な目標に落とし込みます。
- S(Specific):具体的か。誰が読んでも同じ内容をイメージできるか
- M(Measurable):測定可能か。達成できたかどうかを数字で判断できるか
- A(Achievable):達成可能か。現実的に手が届く目標か
- R(Relevant):関連性があるか。自分の仕事や成長につながっているか
- T(Time-bound):期限が明確か。いつまでに達成するかが決まっているか
たとえば「もっと勉強する」ではなく、「10月末までに、業務に関連する資格試験の参考書を1冊終える」のように、5つの要素を意識して書き換えると、達成度を判断しやすい目標になります。
なお、目標は必ずしも100%達成する必要はありません。
あえて挑戦しがいのある目標を設定し、達成度を評価に活かすという考え方もあります。
STEP 4:定期的に見返すタイミングを、あらかじめ決めておく
振り返りは、一度書いて終わりにせず、定期的に見返すことで効果を発揮します。
一般的には四半期に1回程度の見直しが推奨されていますが、変化の多い仕事であれば、月に1回など、もう少し短いスパンで確認するのも一つの方法です。
- 手帳の月間ページに「振り返りの日」をあらかじめ書き込んでおく
- 10月末(下半期スタートから1ヶ月)を、最初の見直しタイミングにする
- 見返す際は、STEP2・STEP3のページを開き直すだけで済むようにしておく
以上の4ステップで、手帳を使った振り返りと目標設定を進められます。
次の章では、この振り返りに使う手帳として、システム手帳と一般的な手帳、どちらが自分に合っているかを比較していきます。
【比較】システム手帳 vs 手帳タイプ、自分に合うのはどっち

結論からお伝えすると、KPT法やSMART目標を書き込む場所には、システム手帳と一般的な綴じ手帳のどちらを使っても問題ありません。
理由は、大切なのは書く習慣そのものであり、道具はそれを続けやすくするための手段だからです。
とはいえ、それぞれに向き不向きはあります。特徴を比較表で見ていきましょう。
| 比較項目 | システム手帳 | 一般的な綴じ手帳 |
|---|---|---|
| カスタマイズ性 | リフィルを自由に組み合わせられる | あらかじめ決まった構成で使う |
| 買い替えのタイミング | 本体は長く使い、リフィルだけ交換できる | 年度や年始など、基本的に毎年買い替える |
| 価格帯 | 本体が高価な傾向(リフィル代も継続的にかかる) | 比較的手頃な価格のものが多い |
| 重さ・厚み | リング金具がある分、やや厚みや重みが出やすい | 比較的薄く、軽量なものが多い |
| 振り返りページの扱い | 振り返り専用のリフィルを自由に挟み込める | 手帳にあらかじめ振り返り用ページがあれば使いやすい |
| 向いている人 | 自分好みにカスタマイズしたい人、長く同じ手帳を使いたい人 | 手軽に始めたい人、荷物を軽くしたい人 |
具体的に見ていきましょう。
システム手帳の最大の特徴は、リフィルを自由に組み合わせられる点です。
今回紹介したKPT法用のリフィルや、SMART目標を書き込む専用リフィルを、後から自由に追加できます(サイズはバイブルサイズ・A5など複数あり、書き込み量に応じて選べます)。
本体は買い替えずに長く使えるため、使い込むほど自分だけの一冊に育てていけるタイプの手帳とも言えます。
一方で、一般的な綴じ手帳は、あらかじめ構成が決まっているぶん、届いたその日から迷わず使い始められる手軽さがあります。
振り返り専用のページが用意されている手帳を選べば、システム手帳のようにリフィルを自作しなくても、フォーマットに沿って書き込むだけで振り返りができます。
「まずは手軽に始めたい」という場合は綴じ手帳を、「自分に合った形にカスタマイズしながら長く使いたい」という場合はシステム手帳を選ぶ、という判断軸で考えると選びやすくなります。
次の章では、振り返りに使えるおすすめアイテムを5つ具体的に紹介していきます。
振り返りに使えるおすすめアイテム5選

ここからは、これまで紹介した振り返り・目標設定の方法を実践するために役立つアイテムを5つ紹介します。
システム手帳派・綴じ手帳派、どちらの方にも参考になるよう選んでいます。
※以下でご紹介する商品名・価格・レビュー件数は執筆時点の情報です。最新情報は各商品ページでご確認ください。
①システム手帳(バイブルサイズ)|自分好みにカスタマイズしたい人に

結論として、システム手帳を選ぶなら、まずはバイブルサイズから検討するのがおすすめです。
理由は、スケジュール・メモ・アドレス帳など、幅広いリフィルが豊富に揃っており、初めて使う場合でも選択肢に困りにくいからです。
- コンパクトながら書き込みやすく、携帯性にも優れている
- ビジネスからプライベートまで、幅広い用途のリフィルが展開されている
- 本革タイプは使い込むほど経年変化を楽しめ、長く愛用しやすい
📌 商品選びの参考に
レイメイ藤井の「ダ・ヴィンチ」シリーズは、システム手帳の入門機として長く親しまれているブランドです。合皮タイプは比較的手頃な価格帯から選べるため、初めてシステム手帳を試してみたい方の最初の1冊にしやすい商品です。
👉 Amazonでシステム手帳(バイブルサイズ)をチェックする
②振り返り・KPT用のリフィル|システム手帳をお持ちの方に

結論として、すでにシステム手帳をお使いの方には、振り返り専用のリフィルを追加することをおすすめします。
理由は、月間・週間の予定管理用リフィルとは別に、じっくり書き込むためのフリースペースを用意しておくと、振り返りの習慣が続けやすくなるからです。
- 無地・方眼タイプのリフィルであれば、KPT法のようにページを自由に区切って使いやすい
- バイブルサイズ・A5サイズなど、手帳本体に合ったサイズを選ぶ必要がある
- ストックを多めに用意しておくと、振り返りのたびに新しいページを使える
📌 商品選びの参考に
日本能率協会マネジメントセンターの「Bindex(バインデックス)」は、ビジネス向けシステム手帳リフィルの定番ブランドとして知られています。無地・方眼タイプのリフィルも展開されており、KPT法のような自由記述形式の振り返りにも取り入れやすいシリーズです。

③1日1ページ手帳|綴じ手帳で手軽に始めたい人に

結論として、システム手帳に抵抗がある方には、1日1ページタイプの綴じ手帳が選択肢になります。
理由は、あらかじめフォーマットが決まっているため、購入したその日から迷わず使い始められるからです。
- 「ほぼ日手帳」は2001年から続く国内発の定番手帳で、本体とカバーが別売りのため、好みのカバーを選んで長く使い続けられます
- 「ジブン手帳」は1日の時間軸で予定と実際の行動を書き分けられる構成で、ビジネス用途にも使いやすい
- 1日1ページ形式は、書き込みスペースが広く、振り返りの内容をしっかり残しやすい


④多機能ペン|1本で予定・メモ・アイデアを書き分けたい人に

結論として、手帳と合わせて用意しておきたいのが、書きやすい筆記具です。
理由は、書き心地の良いペンを使うことで、書くこと自体へのハードルが下がり、振り返りの習慣が続けやすくなるからです。
- 複数の色を1本にまとめた多機能ペンは、持ち運びの荷物を減らせる
- ビジネスシーンでは、黒・赤・青の3色+シャープペンシルの組み合わせが選ばれることが多いとされています
- 手帳のサイズに合わせて、ペンホルダー付きのシステム手帳であれば挟んでおける
📌 商品選びの参考に
三菱鉛筆の「ジェットストリーム」多機能ペンは、なめらかな書き心地で長年支持されているロングセラー商品です。ビジネスシーンでの贈答用としても選ばれることが多く、手帳と合わせて揃える1本としても定番の存在です。

⑤目標設定・手帳術の書籍|やり方をもっと深めたい人に
結論として、今回紹介したKPT法やSMART目標について、より深く学びたい方には、関連書籍もおすすめです。理由は、フレームワークの背景や、実践者の具体的な活用事例を知ることで、自分なりのアレンジがしやすくなるからです。
- 目標設定・振り返りに特化したビジネス書は、具体例が豊富で実践に移しやすい
- 手帳術そのものをテーマにした書籍もあり、書き方のバリエーションを増やせる
- 電子書籍であれば、通勤時間などのスキマ時間にも読み進めやすい
アイテム別おすすめ早見表
| アイテム | 向いている人 |
|---|---|
| ①システム手帳(バイブルサイズ) | 自分好みにカスタマイズしたい人 |
| ②振り返り・KPT用リフィル | すでにシステム手帳を使っている人 |
| ③1日1ページ手帳 | 綴じ手帳で手軽に始めたい人 |
| ④多機能ペン | 書く習慣そのものを続けやすくしたい人 |
| ⑤目標設定・手帳術の書籍 | フレームワークをもっと深く学びたい人 |
よくある質問(FAQ)

Q1. 手帳を三日坊主で終わらせないコツはありますか?
毎日欠かさず書こうとせず、「週に1回、5分だけ」など、ハードルを低く設定するのがおすすめです。今回紹介したKPT法自体は、毎日ではなく、区切りの良いタイミング(今回のような半期ごとなど)で取り組むもので、日々のハードルを気にする必要はありません。完璧に書き続けることよりも、無理なく続けられるペースを見つけることが大切です。
Q2. 会社の目標管理シート(人事評価)と、手帳での振り返りは分けるべきですか?
目的によって使い分けるのがおすすめです。人事評価用の目標管理シートは、会社への提出や評価を前提としたフォーマットであることが多く、書ける内容に制約がある場合があります。一方、手帳での振り返りは、自分の言葉で率直に書けるプライベートな記録です。会社用のシートでは書きにくい本音や気づきを、手帳側に残しておくという使い分けも一つの方法です。
Q3. デジタルツール(スマホアプリ等)ではなく、手帳を使うメリットは何ですか?
手書きならではの自由度が、手帳を使う大きなメリットです。デジタルツールはフォーマットが決まっていることが多い一方、手帳は罫線や余白を自分の好きなように使えます。また、手を動かしながら考えることで、思考が整理されやすくなるという声もあります。もちろん、検索のしやすさやデータの共有のしやすさはデジタルツールに分がある部分もあるため、用途によって使い分ける、あるいは併用するという方法もあります。
Q4. 転職や異動を考えている場合も、同じように振り返りをすべきですか?
はい、むしろ転職や異動を考えている時期こそ、振り返りが役立ちます。「達成できたこと」「達成できなかったこと」を書き出す作業は、自分の強みや課題を客観的に整理することにもつながります。KPT法で書き出した内容は、転職活動での自己PRや、異動先での目標設定を考える際の材料としても活用しやすいものです。
まとめ:手帳を味方に、下半期をスタートしよう

下半期の目標設定について、9月に振り返りをする理由から、具体的な方法、おすすめのアイテムまでを解説してきました。振り返っておきましょう。
- 9月は「会計年度の区切り」と「季節の変わり目」という2つの意味で、振り返りに適したタイミング
- 振り返るときは「達成できたこと」「達成できなかったこと」「環境の変化」という3つの視点で書き出す
- 手帳には「KPT法」で振り返り、「SMART」で下半期の目標を具体化する
- システム手帳・綴じ手帳、どちらを選ぶかは「カスタマイズ性」か「手軽さ」かで判断する
- 定期的に見返すタイミングを、あらかじめ手帳に書き込んでおくと続けやすい
手帳は、ただ予定を管理するための道具ではありません。
書きながら考える時間を持つことで、自分自身の半年を、自分の言葉で振り返る機会になります。
まずは、手元にある手帳やノートに、見開き1ページの振り返りスペースを作るところから始めてみてください。手帳をまだ持っていない場合は、この機会に自分に合った一冊を探してみるのもおすすめです。
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下半期も、手帳を味方につけながら、自分らしいペースで進んでいきましょう。



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