なぜワークマンのアイテムはそんな安いのか?

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おはようございます、モウリです

先日、ワークマンのお店を訪れました。
全国展開しているので、一度はワークマンのお店を見た事ある方もいるんじゃないでしょうか?
僕は「ワークマン女子」と言う、作業着などを販売している「ワークマン」とは別ラインの店舗へ足を運びました。

これが驚きだったのですが。
どの商品もめちゃくちゃ安いんです。
下手したら、GUやユニクロより安いアイテム多いと思いました。

例えば、スーツとかも上下セットアップで5千円程度で購入できます。
しかも選択可能で、シワになりにく機能まで付いている。
靴なども、3千円程度で購入できる物も。

これなんでこんな安いの????

そこで今日は、「ワークマン」の安さの秘密について迫ってみたいと思います。
小売業に関係ない人でも、なるおど!とわかりやすいように解説しておりますので。

是非肩の力を抜いてリラックスした気分で読んで見てください♩

「ワークマン」について


画像出典:ワークマン

これあんまり知っている人は少ないんですが、「ワークマン」ってベイシアグループの傘下なんですね。
ベイシアグループってスーパーの「ベイシア」をはじめ。
「カインズホーム」とか「ハンズ」とかもベイシアグループですね。

作業服・作業用品及びアウトドア・スポーツウェアを販売する専門店。 フランチャイズシステムで店舗展開する業界トップ企業。 設立以来、着実に成長を続け、ネットワークは47都道府県に広がる。 1997年に日本証券業協会に株式を店頭公開し、現在は東京証券取引所「スタンダード市場」に上場。


画像出典:ワークマン

「ワークマンプラス」と「ワークマン女子」の違いについて

「ワークマン」では、作業服や専門職用のアイテムを中心に取り扱いがあるが。
それ以外に、「ワークマンプラス」「ワークマン女子」という店舗も存在します。


画像出典:ワークマン

ワークマンプラスは、「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」をコンセプトに、アウトドア・スポーツ・レインウエアを展開する専門店。

一般客向けの防寒・防暑・防風・防水性や動作性などに優れた高機能ウェアを打ち出したのが特徴。

普通のワークマンでは安全靴や作業着などを中心に販売している一方、ワークマンプラスではコンセプトにある通り、高機能なアウトドアやスポーツ、レインウエアをお手頃価格で購入することができ、キャンパーなどを中心に話題となっています。
店舗内はとてもおしゃれで、女性用のアイテムなども充実しています。

驚くのは、有名ブランドと同じような機能を持つアイテムが、ワークマンプラスでは半額以下で購入できるということ。
各種商品はワークマンプラスの店舗はもちろん、800店舗以上ある全国のワークマンでも購入できるのが嬉しいポイント。
これからスポーツやアウトドアなどを始めようとしている人におすすめです。


画像出典:impressWatch

#ワークマン女子は一般客に特化した店舗として、アウトドア・スポーツ・レイン用の機能性ウェアのみを取り扱う。

「ワークマンが2020年10月16日に横浜市の商業施設「コレットマーレ」に1号店がオープンした女性をメインターゲットにしたコンセプトストアであり、ワークマンを好きな女子がSNS投稿の際につけるハッシュタグのことです。
そのため店内は女性客を意識し、「インスタ映え」にこだわった内装やデザインの店舗になっています。

入り口には巨大なピンクのブランコが設置され、靴売り場にの足もとには大きく「#ワークマン女子」の文字があり写真撮影ができる仕様になっています。
紙袋にもSNS投稿してもらうような工夫があり、袋の上に商品を置いて写真を撮るとインスタに投稿できるデザインです。
試着室の前や店内に撮影スポットがあり、いたるところにインスタ映えできるスポットがあります。

16日のオープン当日は入店が3時間待ちとなるほどで、翌日には整理券を配って入場制限となるほどの客が殺到したそうです。

ちなみに男性用品も取り扱っております。

「ワークマン」の安さの秘密について

ワークマンの製品が安い理由は、主に3つあります。

  1. 閑散期オーダー
  2. ボリュームディスカウント
  3. 安い国

まず、閑散期にオーダーを入れることで価格交渉を行うことや、ボリュームディスカウントによって大量の製品を生産することが挙げられます。
また、安価な国で製造を行うことも一因です。
中国やミャンマーなど、各国の得意な技術を活用しつつ、クオリティを維持しつつ低価格で製品を提供しています。

普通のアパレルメーカーの場合、工場に対して発注する量は、年間で多くても1万着。それに対してワークマンは、多い時にはなんと年間350万着も発注します。


画像出典:TBS

普通のアパレルメーカーでは作る服が季節や流行に左右されますが、ワークマンが扱う作業着は流行に左右されません。

もし売れなかったとしても、4~5年先まで定価で販売することができます。
そのため、10万着単位で工場に大量発注することができるのです。

発注場所と発注時期にも安さの秘密がワークマンが発注しているのは、中国の工場。


画像出典:TBS

ただ北京や広州などの大都市の工場に発注すると値段が高くなってしまうため、内陸部にある、他のメーカーが知らないような小さい工場を探して発注しています。

さらに、安く生産するために工場への「発注時期」にも秘密があります。

中国の工場は通常、5~8月に冬服を、11~2月に夏服を作るため、この時期は繁忙期になります。
反対に、冬服や夏服を作らない時期は閑散期です。


画像出典:TBS

ワークマンはこの「閑散期」を狙って工場に発注を行います。
そうすることで、閑散期は工場側も仕事が欲しいため、安く仕事を受けてくれます。
なんと10%以上も安く仕事を受注してくれるというから驚きですね。

ワークマンが「高機能×格安」にできる理由は、“作業着の安定需要”という特徴を活かして、発注方法を最大限工夫していることにありました。

追加オーダーなどをしない理由

ワークマンが追加生産や受注生産をしない理由は、大量発注によって価格を下げているため、受注数が少ない場合は価格を下げることが難しいからです。
受注生産は生産数が少なく、高単価な製品向けのものであり、大量生産の製品向けではありません。
また、追加生産を行わない理由も同様で、初めに大量生産して売り切れる場合、追加生産は少ない数で行われるため価格が上がってしまいます。
ユーザーは安価な製品を求めており、価格が上がった同じ仕様の製品には興味がないからです。

ワークマンの製品が品切れする理由

ワークマンの品切れの理由は大きく2つです。
まず一つ目は、在庫を残さないことで価格を下げているため、在庫処分の必要がなく、バーゲンセールを行わないからです。
アパレル業界では、バーゲンセールを見越して価格を設定することが一般的ですが、ワークマンは価格を最初から限界まで引き下げているため、セールで大幅な値引きをすることができません。
したがって、売り切れるだけの数しか製造しないことになります。
二つ目は商品数が多いことです。
ワークマンの製品点数は他のアパレルブランドよりも多いため、店舗面積の関係で全ての商品を陳列することができません。
そのため、在庫が切れても他の商品でフォローできるため、売り切れた商品の再発注をかけないのです。

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なぜ通販サイトでは品揃えが少ないのか?

製品の再入荷は可能性があります。ワークマンの店舗は主にフランチャイズ形式で運営されており、各店舗が製品の発注を決定しています。
国内には3箇所の物流倉庫があり、配送車が毎日店舗を回っています。
発注は初期だけでなく、物流倉庫に在庫があれば追加することもできます。
したがって、一度品切れでも再入荷の可能性があります。
また、特定の店舗を頻繁に訪れて店員と仲良くなることで、再入荷情報を得ることもできます。

一方、通販サイトの品ぞろえが少ないのは、ワークマンがフランチャイズ店舗を重視しているためです。
フランチャイズ店舗の売上が重要視されており、通販の売上が上がると店舗の売上が減る恐れがあるため、通販の品ぞろえは限られています。
ワークマンは直営店よりもフランチャイズ店舗が多く、フランチャイズ店舗の継続率も高いため、直営店の比率が急激に高くなることはありません。
ワークマンは通販サイトよりも店舗への誘導を重視し、店舗でのサービス向上に努めています。
ただし、一部の限定商品は通販サイトで販売されることもありますが、これはお客が近隣店舗で受け取る仕組みとなっています。
ワークマンの基本方針は変わらないため、ECサイトはあくまで補完的な存在として考えられます。

▽RKBニュースでも取り扱っておりましたので載せておきます▽

まとめ

本日は以下について解説いたしました。

  • 「ワークマン」について→作業服・作業用品及びアウトドア・スポーツウェアを販売する専門店
  • 「ワークマンプラス」と「ワークマン女子」の違いについて→ワークマンプラスは、「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」をコンセプトに、アウトドア・スポーツ・レインウエアを展開する専門店。#ワークマン女子は一般客に特化した店舗として、アウトドア・スポーツ・レイン用の機能性ウェアのみを取り扱う。
  • 「ワークマン」の安さの秘密について→大きく分けて3点。1:閑散期オーダー。2:ボリュームディスカウント。3:安い国

本日は「ワークマン」の安さの秘密について迫ってみました。

本当にお店に行くと、安い!って驚きますからね。
でも個人的には、品質はやはりユニクロなどの方がしっかりしている印象ですかね。
でも「ワークマン」も素晴らしいので、そんな気にならないと思います。

最近では「ワークマン女子」がSNSでアップするのを目にするようになりました。
女性でも、アウトドアを楽しむ良い環境になりましたね。

今後も「ワークマン」をウォッチしていこうと思います♩

本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございます。

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